グローバル・ペイメンツ社決算、第3四半期も増収増益
【アトランタ(米ジョージア州)27日PRN=共同JBN】米グローバル・ペイメンツ社(NYSE:GPN)は27日、2008年2月29日に終了した第3四半期の決算を発表した。同四半期の売上高は、前年同期の2億6040万ドルから19%増加して3億1060万ドルだった。経常外非現金営業税項目(販売費と一般管理費に含まれる)の有利な影響を除外すると、希釈後1株当たり利益は前年同期の0・42ドルと比較して5%増の0・44ドルとなった。
08年2月29日までの9カ月間で、売上高は前年同期の7億8140万ドルに対し19%増の9億3040万ドルだった。当該期のリストラ経費と前述の営業税項目の影響を除外すると、希釈後1株当たり利益は前年同期の1・34ドルから9%増の1・46ドルに伸びた。
米一般会計原則(GAAP)に従い、第3四半期決算と当会計年度の初めから第3四半期末までの期間にはリストラ経費と前述の営業税項目が含まれる(添付調整スケジュール参照)。これらの項目はGAAPの希釈後1株当たり利益の額に反映されている。08年2月29日末までの3カ月と9カ月のGAAPに基づく希釈後1株利益は、それぞれ0・50ドル、1・51ドルだった。前年同期は0・42ドルと1・34ドル。
▽論評と展望
ポール・R・ガルシア会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は「主としてマーチャント・サービス部門が寄与して第3四半期の好業績を実現できた。当社の国内独立販売組織網(ISO)は有機的拡大により引き続き決算に好影響を及ぼしている。カナダとチェコ共和国での有利な為替レートも当社の成長に寄与している。アジア太平洋地域の香港上海銀行(HSBC)との合弁事業による売上高の力強い伸びにも大変満足している」と語った。
同氏はさらに「これらの業績とトレンドに基づいて、当社は2008年度の年間収益指針を12億5000万ドルから12億6000万ドルと見込んでいる。この収益指針は、2007年度の10億6150万ドルから18-19%の増加予測を反映している。さらに2008年度の年間希釈後1株当たり利益指針は1・95ドルー1・97ドル、07年度の1・77ドルに対して10ー11%増となる(注1)。これは2006年6月1日の財務会計基準FAS123R採用に伴うストックオプション経費の影響を含めている。当社の指針は将来あり得る重大な事業買収の影響を除いており、1株当たり利益の範囲はリストラ経費とその他経費に加えて前述の営業税項目の影響を除外している」と述べた。
▽電話会議
同社は同日午後5時(米東部標準時)に決算報告と事業ハイライトを説明するため電話会議を開く。電話会議にはパスワード「GPN」を使用して1-888 -599-4884(米国とカナダ)、もしくは1-913-312-0961(米国とカナダ以外)へ電話すればアクセスが可能。ウェブサイト(www.globalpaymentsinc.com)からもアクセスできる。電話会議のリプレーは4月10日まで同社ウェブサイトで利用できる。
(注1)2007年度の希釈後1株当たり利益はGAAPに基づくと1・75ドルで、希釈後1株当たり利益0・02ドルに相当するリストラやその他経費を含む。
グローバル・ペイメンツ(NYSE:GPN)は米国、カナダ、中南米、欧州、アジア太平洋地域の消費者、マーチャント、独立販売組織(ISO)、金融機関、政府官庁、多国籍企業向けに電子取引処理サービスを提供している有力企業。クレジットカード、デビットカード、企業間購入カード、ギフトカード、電子小切手交換、電子小切手サービスを含む小切手の保証と確認、回収、端末管理など包括的な処理ソリューションを提供している。同社はまた、米国と欧州から中南米、モロッコ、フィリピンの送り先にあてた一般消費者の送金サービスを提供している。同社とそのサービスに関する詳しい情報はウェブサイト(www.globalpaymentsinc.com)まで。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]グローバル・ペイメンツ社決算、第3四半期も増収増益 2008/03/28 金曜日