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ブラジルとメキシコが経済協力強化で国際会議

【サンパウロ2011年10月16日】メキシコのプンタミタで10月10日から13日まで開かれた第17回国際会議の話題は、ブラジルとメキシコ政府当局と企業リーダーが協議した「中南米経済の諸問題」だった。ビジネスリーダーズ・グループ(LIDE、Grupo de Lideres Empresariais)主催、ブラジルの実業家ジョアオ・ドリア・ジュニア氏が議長になって開かれた同会議は、2国間の貿易関係の成長に対する主要な障害と可能性を指摘し合った。

ブラジルのマルコス・ラポソ駐メキシコ大使は、「ブラジルは消費市場のより一層のシェア拡大を必要とし、貿易関係を多様化しなくてはならい。そのためには両国がパートナーとなり、両国経済間の強力を促さなくてはならない」と強調した。

10月12日に開かれたセミナーの参加者は、両国間のビジネスニーズと機会とともに中南米経済が直面している諸問題に対するより幅広い展望について理解を深めることができた。エコノミストでLIDE ECONOMIA会長のパウロ・ラベロ・デ・カストロ氏とサンパウロ州産業連合会(Federacao das Industrias do Estado de Sao Paulo)会長のパウロ・スカフ氏は、会議参加者間の話し合いをさらに進めた。

優れた改革と好ましいビジネス環境は両国間の発展に不可欠であり、そのためには現在のシナリオの実現に力を合わせることである。ブラジルは南米南部共同市場(メルコスール、Mercosur)とつながりがあり、メキシコは米国と自由貿易協定を結んでいる。メキシコ新政府代表のイルデフォンソ・グアジャルド氏によると、ブラジルとメキシコはますます離れつつあり、それが理由で両国はそのままでは密接になれない。同氏は「エンリケ・ペニャニエト大統領の計画の一つは、両国間で協力して貿易関係を拡大することである」と述べた。

ブラジル下院議長のマルコ・マリア氏は「両国政府は世界的リーダーシップで重要な役割を果たす。われわれが経済危機に直面しているこの時期に当たって、企業リーダーはこのようなシナリオを高めるために積極的の貢献することができる」と参加者に指摘した。アブラジル・ミナスジェライス州知事のアントニオ・ナスタシア氏は、会議が非常に酷似した状況を経験している両国間のビジネス、貿易、企業の関係に素晴らしい機会が披歴されて極めて有意義だったと考えている。

世界最大の牛肉輸出業者の一つでメキシコに3つの加工施設を持つブラジルJBS社最高経営責任者(CEO)であるウェスリー・バチスタ氏は、会議に出席した企業リーダーの一人だった。同氏はこの会議で生まれた関係は間違いなく将来重要な成果をあげると表現して、「われわれは常に商業上の結びつきを強化することができる」と付け加えた。米州最大の熱可塑性樹脂メーカーで、バイオポリマー生産の世界リーダーであるブラジルのBraskem社副社長であるマルセロ・リラ氏によると、会議は企業CEO間の緊密な交流を実現し、「われわれは体で近づきあい、互いの目を見ながらビジネスの必要性を感じている。今回の成果は間違いなく明るい」述べた。


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