米フェニックス社が台湾のサイバーリンク社と提携
【ミルピタス(米カリフォルニア州)25日PRN=共同JBN】米フェニックス・テクノロジーズ社(ナスダック:PTEC)は25日、フェニックス・ハイパースペース(HyperSpace、商標)・プラットフォーム向けに最適化されたマルチメディア・スイートを製造するため、デジタルホーム・ソリューションの世界リーダーである台湾のサイバーリンク社と提携したと発表した。このプラットフォームは安全でインスタントオン可能な並列O/S環境で動作し、モバイルPC作動数秒後にDVDプレーヤーへの即時アクセスやその他マルチメディア機能を提供する。
サイバーリンクからのマルチメディア・スイートは、ウインドウズを起動、終了の前後や起動中に利用可能なインスタントオン・アプリケーションをホストする安全かつコンパクトな環境であるフェニックス・ハイパースペース・プラットフォーム上に組み立てられる。ハイパースペースは、ハイパーコア(HyperCore、商標)と呼ばれる同社の効率的なファームウエアもしくはBIOSベースのハイパーバイザーによって実現する。
フェニックス・テクノロジーズのウッディー・ホブズ社長兼最高経営責任者(CEO)は「フェニックス・テクノロジーズはハイパースペース・イノベーションによって、モバイル・コンピューティング体験を変える。サイバーリンクとの提携関係によって、人々はラップトップのスイッチオン数秒後には、ビデオを見たり、音楽を流したり、その他マルチメディア・コンテンツを楽しむことができる。人々は同時に、PCを再起動せずに主たるOS上で動作するアプリケーションをワンクリックで容易に進めたり戻したりすることができる。このようなコラボレーションは、フェニックス・ハイパースペースが新しい可能性の世界を開き、人々はモバイル・コンピューターを専用のマルチメディア機器あるいは完全機能付きのPC用に使用することができる」と語った。
ハイパースペースはサイバーリンクから提供される広範なマルチメディア機能を含み、ユーザーはブルーレイ方式による高解像度のムービーコンテンツを視聴することができる。ユーザーはDVDアプリケーションとウインドウズとの間のワンキーによるトグルスイッチ切替できるとともに、ビデオを鑑賞する際にはウインドウズをスリープモードにして電力消費を最低限に抑えるという生産性が得られる。PCのバッテリー寿命が劇的に伸びて、人々は例えば長い飛行機旅行中でも必要ならこれまで以上の長い時間、PCを作動したりコンテンツを見たりすることができるようになる。
サイバーリンクのアリス・H・チャンCEOは「サイバーリンクはPC上で強力なデジタルメディア体験をしてもらう長い歴史を持っている。ハイパースペースを活用するフェニックスとの提携関係は、ラップトップユーザーに対して貴重なバッテリー電力を保持しながら、デジタルメディア・エンターテインメントを提供することができる」と語った。
フェニックス・ハイパースペース・プラットフォームはユニークなコンピューティング環境を提供し、PC設計者、セキュリティー・イノベーター、コンテンツプロバイダーは、ウインドウズOSの起動と終了の前後と起動中に利用できるインスタントオンのコンパクトで安全なアプリケーションを生み出すことに利用できる。これら専用アプリケーションは内蔵型の機器のように動作し、PCシステムベンダーによって新しいコンピューターに組み込まれる。次世代PCのユーザーは、ワンクリックによる遠隔システム管理、バッテリー電力消費の削減、現在利用できる最も強力な保護を提供する組み込みセキュリティー機能などの利点が得られる。ユーザーは同時に、マルチメディア・プレーヤー、IPソフトフォン、電子メール、インスタントメッセージングを含む一連のインスタントオン可能なアプリケーションとコンテンツへのアクセスができるようになる。
▽サイバーリンク(CyberLink Corp.)について
サイバーリンク社はPCやウィンドウズCE上でデジタルマルチメディアを実現するリーダーかつパイオニアである。同社は優秀なソフトウエア・エンジニア集団に支援されて、中核製品のコーデックや多くの特許技術を所有している。サイバーリンクはOEMパートナーを常時最前線に保つ高品質、相互運用可能で製品市場導入時間を短縮するソリューションを提供するとの確かな評価を得ている。同社のビジネスパートナーは、ドライブ・メーカー、グラフィックカード・メーカー、デスクトップとノートブックのトップ5ブランドなどPC業界のリーダー社が含まれる。同社のソフトウエア・ソリューションは現在、ブルーレイ・ディスクとHD・DVD向け完全アプリケーション、デジタルホームエンターテインメント、モバイルTV、ヒューマンリソース開発などを含む。サイバーリンクは多国籍企業から中小企業まで広がる顧客を擁し、2000年に台湾店頭株式取引所(OTC:5203)で記録的な新規公募を果たし急速かつ一貫した成長を享受した。同社は現在、台湾証券取引所(チッカーシンボル:5203・TW)に上場している。サイバーリンクの世界本社は台湾にある。同社は市場デマンドに合わせて、北米、欧州、日本を含むアジア太平洋地域に拠点がある。詳しい情報は同社ウェブサイト(http://www.cyberlink.com)まで。
▽フェニックス・テクノロジーズ(Phoenix Technologies)について
フェニックス・テクノロジーズ社(ナスダック:PTEC)は、今日のコンピューティング環境に最も安全な基盤を提供するシステム・ファームウエアの世界的なマーケットリーダーである。PC業界のトップ製造業者と特定業者は彼らのシステムを差別化し、製品市場導入時間を短縮し、売上高を増やすことを支援するオープンスタンダードの先駆者で革新的なソリューションを提供するフェニックス社を信頼している。同社の旗艦製品であるアワードコア (AwardCore)、セキュアコア(SecureCore)、フェールセーフ(FailSafe)、ハイパースペース(HyperSpace)は、これまでにないセキュリティーと信頼性、使い勝手の良さを提供して革新的なPCユーザー体験を提供している。同社は1983年にオリジナルのBIOS製品で業界のリーダーシップを取り、155件の技術特許を保有、139件の特許を申請中であり、これまで10億以上のシステムを出荷している。フェニックスは本社が米カリフォルニア州ミルピタスにあり、世界にオフィスを保有している。詳細はhttp://www.phoenix.comを参照。
Phoenix, Phenix technologies, Phoenix FailSafe, HyperSpace, HyperCore, PC 3.0 , Phoenix Technologies ロゴは、Phoenix Technologies Ltdの商標もしくは登録商標である。その他の商標はそれぞれの所有者の財産である。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]米フェニックス社が台湾のサイバーリンク社と提携 2008/03/26 水曜日