オンラインでサッカー秘話提供、メディアルーム立ち上げ
【ロンドン19日PRN=共同JBN】サッカーの力で人生が変わった普通の人の普通でない話――。サッカーにまつわる秘話に一般の関心を引くため世界のジャーナリスト向けのオンライン・メディアルーム(http://footballshiddenstory.medhiaroom.com)が立ち上げられた。
これらは希望と勇気、インスピレーションと和解の劇的な物語であり、個人として人間としての見方を通した感動的な物語である。多くの個人や組織が前向きな社会変革と発展を達成するためのツールとしてサッカーを使い成功している。2005年、国際サッカー連盟(FIFA)はストリートフットボールワールド (Streetfootballworld)と共に彼らを援助するため「希望のためのサッカー運動」を始めた。FIFAは「サッカーを通して世界をより良い場所にする」との精神に基づきサッカーの「秘話」プロジェクトを承認している。
▽包括的なメディアサービス
メディアルームはジャーナリスト向けに専門的に書かれた編集素材と優れた写真を提供し、彼らはそれに基づいて自分の記事などを書くことができる。
最終的には26のフィーチャー記事がそろうことになる。近々掲載される中には以下が含まれる。
※分断の架け橋:アラブ人とイスラエル人による初めての混成サッカークラブを発案したのはイスラエルのアロン・リエル元外務次官で、このチームは初めてイスラエルにやってきたシリアのサッカーチームと歴史的プレーを行った。
※ゲームの下ではひとつのファミリー:ルーマニアのバレリウ・ニチョラエ氏はルーマニア政府、サッカー関係者に汚らしい反ジプシーのヤジなどを取り締まるよう訴え続け人種差別と戦っている。
※世界の頂点で:マヘンドラ・BKはネパールの5000人に上るストリートチルドレンのひとりだったが、サッカーを主体とする孤児院に救われた。
▽現在掲載されている世界中からの26の物語
現在利用できる物語には以下が含まれる。リベリア:手足を切断した人によるサッカーがどのように内戦の犠牲者を解放したか。コロンビア:子どものゲリラや麻薬常用者にサッカーを通じて学校へ行くよう奨励。スコットランド:ホームレスでアルコール依存症だった人がストリートサッカーを始め、昨年ホームレス・ワールドカップでスコットランドを優勝に導いた。イングランド:元服役囚がイングランドの優れたサッカープレーヤーになり、現在悩みを抱えるティーンエージャーのトレーナーと相談相手になっている。南アフリカ:草の根サッカーが子どもたちにHIV/AIDSの予防法を教えている。
▽優先権を持つジャーナリストになる
これらの物語は英語で書かれ、各物語ごとに高い解像度の写真が付いておりメディア関係者はダウンロードできる。ジャーナリストは一般公開に先立って物語をダウンロードできるパスワードを申請できる。これによってジャーナリストは公開に先立って企画し、調査しどの物語にも地元のアングルを付け加え自分のスタイルや言語で書き直すことができるようになる。
(共同通信PRワイヤー)
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- [国際情報]オンラインでサッカー秘話提供、メディアルーム立ち上げ 2008/03/21 金曜日