ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

5.2.1工具製作用機械形削リ盤かたけづりばん(shaping machine)形削リ盤は平削リ盤に比べて比較的小さい平面,Tミゾなどを削るために用いられ,バイトに往復切削運動を与える方式のものであるが,まれに平削リ盤と同様な方式のものもある。工具研削盤こうぐけんさくばん(tool grinder)工具の刃付けに用いるものは,これを総括して工具研削盤といい,バイト研削盤,カッタ研削盤,ドリル研削盤などの他これらの機能の多くを具備した万能工具研削盤がある。工具旋盤こうぐせんぱん(tool room lathe)構造は普通旋盤と同様であるが,各部の精度が高く,ネジ切リの範囲が広く,テーパ削リ装置や二番取リ装置などをもったものである.その名称が示すようにヵッタ。ホプ・タップなどの工具類や,テーパ・ゲージ・ネジゲージなどの加工をするために作られた旋盤である.工具旋盤は高精度の加工を目的としたもので,重切削などによる高い生産性に重点を置いていない。コールドホビングプレス(cold hobbing press)プラスねじ,特殊頭ねじなどの加工工具に使用する.ヘッダー用パンチ等,各種金型の塑性加工に適し,超高圧アキシャル・プラジャーポンプ等を装備し,ホピング速度並びに圧力を自由に調節できる機構になっている。ジグ中グリ盤じぐなかぐりばん(jig boring machine)ジグ中グリ盤は一般にジグボーラと呼破れており,名称からいうと中グリ盤に属するが,実質はむしろボール盤の一種である.この機械のくわしい名称は,ロケーチング・アンド・ジグボーリングマシン(locatingandjigboring・machine)といい,ロケーチングとは位置を選定するという意味である.すなわち,一般にキリで穴アケをする場合,穴の位置を正しくけがいて,キリ軸を正確な位置にすることがきわめて困難であるが,この機械では,テーブルや横ケタにモノサシと副尺(バーニヤ)あるいはマイクロメーターが付いているので,キリ軸の位置決めが容易である.特に光学的装置や送リネジ誤差補正装置を併用したものは,1/1000mmの寸法読み取りができるので,、この機械はジグなどの多数の穴を,位置や直径を特に精密に仕上げるように中グリする場合に最も多く用いられる.機械自身もきわめて精巧にできているので,据え付け場所もほこりが少なく温度変化の少ないところでなければならない。