ブックタイトルねじ関連辞典

概要

ねじ関連辞典

突切リつっきり(cut・off)加工物を切断する作業で突切りバイトを完全に中心に向けて取付け,刃先を完全に中心に向って横送りをする。テーパ(taper)勾配,傾斜ともいう。製図においては品物の片面のみが傾斜しているときこれを勾配(こう配)といい,和対応する両側面が対称的に傾斜しているとき,これをテーパという。したがって円スイ状の場合はテーパで中心線上にその値を記入し,テーパの場合には勾配で,傾斜面に沿って記入する。テーパネジ'切リて一ぱねじきり(taper screw cuttlng)テーパ(taper)部のネジ切リには,テーパ装置(taper attachment)を用いる場合と心押シ台(tail stock)を移動させる場合の2法がある。転造径てんぞうけい普通転造ネジ立テを行なう時は,ネジ山の径はボルト素材の径よりも大きくなる。あらかじめ所定のネジ径を得るために転造ネジ下径はそれぞれ規定されている。これを転造径という。転造ネジ下削リてんぞうねじしたけずりネジ転造を行なうボルト素材をネジ転造後所定のネジ有効径を得る目的で規定の寸法に切削仕上ゲを行なう事。ナット穴抜キなっとあなぬき(nutpiercing)ナットプランクのネジ下穴を打抜くこと。ナット穴面取リなっとあなめんとりナットのネジ山を外部の衝撃から守るためにナットのネジ立テを行なう前にナットの下穴の径よりもやや大きい突出ピンで下穴をプレスするか,或いはナットの下穴よりもやや径の太いドリルで穴面を僅かに切削することをいう。ナット打抜キなっとうちぬき(nut blanking,nut punching)ナットの高サに等しい厚サの素材から,常温で,ダイスとポンチとでナットブランクを打抜くこと。ネジ切リねじきり(thread cutting)刃物でネジを切ること。ネジ研削ねじけんさく(thread grinding)トイシでネジを研削すること。ネジ先付ケねじさきつけ(pointing)ネジの軸先を加工すること。ネジ先丸ミ付ケねじさきまるみつけ(roundingoffthescrew-end)ネジの軸先を,丸く加工すること。ネジ下穴の径ねじしたあなのけいネジ立テを行うためにはまず穴あけする.この穴の直径を下穴の径という.理論的にはボルトの谷底の直径に等しければよいはずである.しかしながら,特別の場含を除いて,ネジ山の高サが規定寸法よりも小さくなる太径ドリルを用いる.その理由としてあげられる事項は次のよっである.(1)少しぐらい大きい下穴にする方がタップを立てやすい.(2)メネジのネジ山の強度はそれほど減じない。ネジ立テねじたて(tapping)タップでメネジを切ること。このメネジの切ってある穴をネジ穴(tapped hole)という。ネジタップの削リ速度ねじたっぷのけづりそくど削リ速度は周速度で示す.この値は明確に示すことは非常に困難で,実際的見地からいえば,タップの種類,使用機械,および切削油などから実際に試験を行いそれに経験を加味する。