ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

多山ネジフライスたやまねじふらいす(multiplethreadmillillgcut・ter)ネジフライス盤でネジ切リするときに用いるフライスで多山のもの。チェーザ(chaser)ネジを切る多山の刃物の総称。丸形と平形とがある。ネジをきる工具の一種で,数山のネジのプロフィルをもつ刃物。工作物に最初に食込む側は2~3山だけ斜に落して食付きやすくしてある。旋盤の刃物台に取付けて用いるものやダイスに取付けて用いるものなどある。チップブレーカ(chipbreaker)鋼を高速切削すると,熱い切リクズがヘビのように伸びてきて,工作物に巻きついて仕上げ面やバイトの刃先にキズをつけ,或は旋盤のハンドルに巻きついて操作ができなくなる.この切リクズを折るためにバイトにつけられた障害物のことをいう。超硬工具ちょうこうこうぐ(ce・mentedcarbidecuttingtool)超硬合金を用いて作った工具の総称である。一般に使用されている,超硬合金は粉未冶金法により,炭化タングステンまたはこれに炭化チタン,炭化タンタルを加えてコバルトで焼結した合金である。これらの合金は普通ロックウェルAカタサで90前後あり,金属工具材料中カタサが最も高いのでこの名がある。また高温カタサも高く,じん性も多く,工具材料としてすぐれた性質を有する。工具の種類にはバイト,フライス頭の切削工具,引抜キ,絞リ,打抜キなどに用いる塑性加工用ダイス,センターレス,ガイドブッシュ,ゲージなどの耐摩耗用工具,および鉱山用ロックビットなどの衝撃用工具などがある。テーパタップ(tapertap)テーバネジ用タップ。例:washouttap手回シタップてまわしたっぷ(handtap)本来手作業によってネジ立テをするのに使用されるタップであるが,機械でネジ立テをする場合にも使用される。転造タップてんぞうたっぷ(roll-,ed〔thread〕tap)ネジ面を研削仕上しないタップで,熱処理前にネジ山を転造したもの。転造平ダイスてんぞうひらだいす(threadrollingflatdie)ネジを転造する平板状ダイス。転造丸ダイスてんぞうまるだいす(threadrollingcylindricaldie)ネジを転造する円筒状ダイス。等径タップとうけいたっぷ(ordi-narytap,regulartap)手回シタップは普通3本で1組としているが,その3本とも同一の径に造られているもの。その3本のタップは食付部の山数がちがう。