ブックタイトルねじ関連辞典

ページ
28/202

このページは ねじ関連辞典 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

ねじ関連辞典

ビッカースカタサ試験機(Vicker'shardnesstester)対面角136度のダイヤモンド四角錐を圧子として使用して,試験面に荷重を加えてえた永久クボミの表面積を割った値で56カタサを表示するものである.試験機は荷重をレバー機構で重錘をかける形式である.ペタルを圧することによってカムが回転して自動的に負荷できるようになっており,負荷時間はダシュポットの調節によって加減できるようになっている.圧痕の寸法は附属の顕微鏡で直ちに測定で・きるようになっている.ブリネルカタサ試験機(Brinellhardnesstester)直径Dmmの球(普通焼入れした鋼球で凌)るが超硬合金球,ダイヤモンド球などを用いることもある)を試験面に荷重Pkgをもってしつけてえた永久クボミの表面積(mm2単位)で荷重Pkgを割った値でカタサを表示するものである.試験機は普通油圧型で,手動ポンプで送り込んだ油圧が面積の広いピストンを介して圧子を押す.同時に反対の上側にある球形ピストンを介して重錘を押し,両者がっり合うようになっている,重錘を押し上げている時聞は所定の荷重が加っているわけでる.押しつけ時間は普通30秒で,その間重錘が浮き上っていなければならない変態測定器へんたいそくてい.き(CriticalpointteSter)金属の変態点を指示せしめる装置をいう.主として自己膨脹計が用いられているマルテンス光学的伸ビ計まるてんすこうがくてきのびけい(Marten'sopticalextensometer)引張試験片の標点間の伸ビ量を精密に測る装置.試験片の伸にともなって伸ビ計の鏡の傾斜角が変化する購造となっているもので望遠鏡と物差しを用いて試験片に加えた荷重に対する鏡の傾斜角を測って伸ピ量を測るミクロンカタサ試験機みくろんかたさしけんき(micronhardnesstester)普通のピッカース試験機よりさらに測定精度,荷重精度をよくして,荷重を5~5009程度に使川できるようにした試験機である.薄板,メッキ層などのカタサを測定できるばかりでなく,あらかじめ顕微鏡で見て定めカタサを測定しようとした位置に,正確にダイヤモンド圧痕を付けることができるので,金属の微細な組織のカタサ測定も可能であるロックウェルカタサ試験機ろっくうえるかたさしけんき(Rockwellhardnesstester)ある特定の荷重をかけて,かたい鋼球,あるいはダイヤモンドコーンで抑型をつけ,その侵入の深サを実測してある定数からこの値を差し引くことにより金属のカタサを決定する試験機.ロックウエルカタサ数は大小の荷重による侵入の深サの差を基準にする.この差が大きい程カタサは小さくなる