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概要

ねじ関連辞典

腐食ふしょく(corrosion)雰囲気,湿気,その他の条件で金属がその表面から化学的,電気的に浸される現象をいう.腐食環境にはいろいろあるが,酸性とアルカリ性に大別できる.金属が腐食されながら繰返し応力を受けると,単に腐食されたもの,または繰返し応力を受けた場合よりも早く破壊される,腐食疲労(corrOsionfatigue)を起す.また金属組織試験をするため,試薬で研磨した面を浸食することも腐食と称する粉末冶金.ふんまつやきん(powdermetallurgy)金属粉末を原料として圧縮成形し,その金属の溶融点以下の温度で,加熱,焼結し,金属製品をつくる方法である.粉末や金法で溶点が非常に高く,溶解ならびに鋳造が困難な場合に溶し融点よりはるかに低い温度で成形することができるためタングステン,モリブデン,タンタルなど焼結の調整により鋳造法ではつくることのできない多孔性合金の製造,すなわち,オイルレスベアリング,フィルタなど,あるいは切削加工が不可能なまた困難なものとか,切削加工の切粉の発生率の多製品の製造に適しているヘヤクラツク(haircrack)材料に加工あるいは熱処理を施して,内部ヒズミが増大すると,主として結品粒内に非常に微細な割目を生ずる.毛髪のように見えるところからこれをヘヤクラックと呼んでいる表面硬化ひょうめんこうか(surfacehardening)鋼の表面層だけを内部より硬くするための熱処理の操作および表而層の硬化現象をいう物理的方法には高周波焼入,酸素アセチレン火焔により表面が熱して硬化を行う火娼硬化法,シヨット(硬球)をあてて硬化させる表而加工硬化法などがある.化学的方法には高温で表面に浸炭させて硬化する浸炭法,アンモニアガスを高温分解して鉄または合金元素の窒化物を作る窒化法,アルカリをほどこす浸炭窒化材料・加工および試験法,表面に耐摩耗性の異種金属とめ合金核を形成させる金属セメンテーション法,硬質クロムメッキ法などある放電加工ほうでんかこう(electrOsparkmachining)両電極間におかれた金属や非金属材料に孔あけ,その他の機械加工を放電によって行う工作法.普通の方法ではできない硬質材料でも放電孔あけできる上に圧力がかからず,脆い材料にも適用できる.絶縁油などの中で行うから,発熱を伴なわない焼入やきいれ(quenching)硬化の同的で液体,あるいはガス中に浸漬するか,金属に接触させて,臨界温度範囲以上から鋼を急冷すること.焼ナマシやきなまし(annealillg)通常比較的徐冷を意味する加熱冷却操作.焼ナマシでは作業温度と冷却速度は熱処理すべき材料と処理の目的によって変る