ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

白銑はくせん(white pig iron)銑鉄の一種で破面が白色を呈し,結晶が密である.脆く硬いので鋳物には適さない.。組織的には黒鉛はなくCはFe3Cとして存在する(C:3.1%Si<0.80%)肌焼鋼はだやきこう(case hardening steel)浸炭処理を施すのに適した鋼材.浸炭用の鋼でいずれも低炭素の構造用炭素鋼,構造用合金鋼の範疇に属する。耐衝撃性が強く浸炭効果のよいことが望まれる鋼。これらの鋼は機械加工を施したのち表面若干深サに浸炭し,第一次焼入,第二次焼入を施し200°C以下の焼モドシを行うことになっている。その低炭素であることは焼入によって内部まで著しく硬化脆化しないためである。ブルーム(bloom)分塊圧延でできた鋼片。120mn角以上の鋼片。分塊圧延ぶんかいあつえん(blooming)圧延作業の一種。鋼塊(steel ingot)を分塊して条鋼,鋼板などの圧延素材を製造する操作。これに用いる圧延機を分塊ロールという。平炉鋼へいろこう(open hearth steel)銑鉄とスクラップを配合して平炉に挿入して製鋼した鋼.。酸性平炉ではP,Sなどの有害な不純物の除去ができないので良質な原料を用いて高級鋼を,塩基性平炉ではこれができるので低炭素の普通鋼の量産ができる。偏析へんせき(segregation)金属組織の中に生ずる成分元素の不均一析出。.塑性加工上および矯正上悪い影響を与える。ベッセマー鋼べっせま一こう(Bessemer steel)酸性転炉法(acid converterprocess)で製造した鋼