ブックタイトルねじ関連辞典

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概要

ねじ関連辞典

7.メッキ7.1メッキ装置塩水噴霧試験装置えんすいふんむしけんそうちメッキの耐食性を調べる装置である.塩水の噴霧ガスを充満させ,その中にメッキ試料を暴露する.試験はある一定時聞行ない,その聞にサビが発生するかどうかを調べる回収槽かいしゅうそうメッキ液のくみ出しを防ぐために,メッキ後,最初の水ゆすぎを回収槽にする.回収槽にはメッキ液がたまるから,この液をメッキ液の補充に用いる.これがあるとくみ出しの3割~5割は回収できる幹線と渡シ棒(ブスバー)かんせんとわたしぼう幹線とは電源から渡シ棒までの導線のことである.これは電線か銅帯を用いて配線する.通じる電流によって,断面積の大きな導線を用いないと途中の電圧降下が大きくなってメッキ槽に充分な電流を.得ることができない.渡シ棒は陽極側は2本以上で,陰極側も槽の巾が広ければ2本以上になるから,数が増せば増す程1本当りの電流容量は小さくてすむ.真鍮の場合は電気容量が銅の約1/5であるから,銅の場合よりも太いものを必要とする.緩衝剤かんしょうざいメッキ浴のPH変化を防ぐために添加される塩または化合物酸洗槽さんあらいそう酸液を入れる容器は酸ガメ(地中に埋めるとよ醒い)か,鉛張の水槽或は鉄槽がよい.最近はビニール槽或は木槽ピニール張或いは鉄槽ビニール槽が多く用いられる.鉄槽ゴム張は最も丈夫である.ビニール張,或いはビニール槽は打撃に弱いのが欠点である水平回転メッキ槽すいへいかいてんめっきそう回転メッキの方法には水平式と傾斜式の2方法があるが水平式というのは静置槽の内部にバレルを入れ,その槽の横側面に陽極板を吊し,バレルの表面全体に孔を穿ってメッキ液の出入口とする.中心には螺旋形の軸を坂付けて陰極に接続する.このバレルの中に品物を入れ静置槽の中で回転させながらメッキする装置である