現在位置: HOME > ヒタチねじキャラ「サラちゃん」
2012.03.13 新たに4キャラクターを追加しました。
本紙第2193号5面掲載記事
ヒタチ“ゆるキャラ”の使用例。ノートや見積書にも応用ができる。右上はハンコ
ねじのゆるキャラ「サラちゃん」
一般消費者にも「ねじ」に親しみをもってもらおうと、ねじ企業が独自のキャラクターを作成して、アピールするケースが増えている。埼玉県富士見で精密特殊ねじ部品を製造する株式会社ヒタチ(中野一宏社長)では、町おこし等で人気を集めている“ゆるキャラ”を用いて、子どもたちの興味を惹きだす。
今回、同社が打ち出したねじキャラクターは、彦根市の「ひこにゃん」や奈良県の「せんとくん」など地方自治体や町おこし等で活躍する“ゆるいキャラクター”いわゆる“ゆるキャラ”をベースにしている。頭部形状が皿タイプのサラちゃんと、なべタイプのなべおじさん、トラスタイプのトラスくんの4点を作成した。
中野社長は予てから「ねじは金属の硬いイメージがあるけれど、子どもたちにも親しまれるようなキャラクターを作成すれば、興味をもってもらえるのでは…」と考えており、知人の女性デザイナーに相談したことがきっかけとなって、今回のキャラクター作りとなった。
個人でアトリエ「消しゴムはんこ マカロン」を営む女史は、オリジナルのゴム印や消しゴム、ハガキなどのハンドメイド作品を手掛けており、中野社長の相談を受けて、緊張感がなく、癒しの雰囲気が漂う今回のオリジナルキャラクターをデザインし、ゴム印として作成した。
今回の作成にあたり女史はブログで「ネジってちゃんと見たこともなかったのですが、今回、気をつけて見てみたら、用途に合わせ種類が沢山あって奥が深いなと思いました」「今回の震災でも多くの工場が被災したために、車の製造ができなかったというニュースを耳にしました。大きな車もちっちゃい部品1コないだけで走行させることはできないのだとか。車に限ったことではないですね。ネジは、小さくて可愛いけど凄い力持ちさんですね」と綴っており、キャラクター作成を通じて、ねじの重要性を認識されたようである。
また、中野社長は作成の経緯について「私たちがこうして商売できるのも業界の諸先輩方々のご尽力と、ねじとしての規格や基本ルールがあるからだと思います。そうしたご苦労や歴史に感謝を捧げるためにも、些細な事ですが、こうした取り組みを通して、ねじの地位向上に貢献できればと思います」と話している。
ねじは頭部形状だけでも100種類以上あるとされているが、同社では今後、頭部形状にあわせたキャラクターを順次、作成していく考え。作成したキャラクターは、一般にも自由に使用してもらいたいという考えであり、制約を設けず、フリー素材として、今回、ファスニングジャーナルのサイトを通じて以下の通り、配布する。
以下のリンクをクリックするとダウンロードが開始します。配布ファイルはPDFファイルとイラストレータのAIファイルです。
サラちゃんA PDFファイル AIファイル |
サラちゃんB PDFファイル AIファイル |
トラスくん PDFファイル AIファイル |
ナベおじさん PDFファイル AIファイル |
アイーボ PDFファイル AIファイル |
ロボッカク PDFファイル AIファイル |
ちょうねじ PDFファイル AIファイル |
ろくあなさん PDFファイル AIファイル |
※ダウンロードする場合は、右クリックで「名前を付けてリンク先を保存」を選択してダウンロードしてください。
車両・家電・OA機器・時計・カメラなど、あらゆる産業締結工程の合理化・省力化・信頼性を向上させる精密特殊ネジ及び精密特殊部品を製造するメーカー。創業当時から特殊圧造部品(規格外製品)の製造を中心に行い加工技術のノウハウ・実績を蓄積。近年ではプレス・ヘッダー・ローリング・切削二次加工の4工程を自社グループ内で一貫して出来る生産体制を敷くと同時に品質管理を強化することで難加工に対応。またこれに伴う品質管理体制も充実している。
○株式会社ヒタチ 公式サイト
○消しゴムはんこ マカロン 公式サイト