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ファースト・アドバンテージがアジア強化でベリファイを買収

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 【ポーウェイ(米カリフォルニア州)19日PRN=共同JBN】リスク軽減・ビジネスソリューションの世界的プロバイダー、ファースト・アドバンテージ・コーポレーション(ナスダック:FADV)は19日、同社の事業部門エンプロイヤー・サービシズがアジア太平洋地域の有力な雇用スクリーニング(審査)企業ベリファイ(Verify Limited)を買収したと発表した。この買収によりファースト・アドバンテージは、マレーシアや中国など高度成長国を中心にグローバルな人材獲得ソリューションを提供する能力をさらに高め、国際的な雇用スクリーニング市場における主導的立場を強化できる。

 マレーシアに本社を置き、インド、香港、日本、中国にオフィスを構えるベリファイは、アジアではトップのファースト・アドバンテージに次ぐ第2位の履歴スクリーニング企業である。ベリファイ・スクリーニング・ソリューションズは、ヒル・アンド・アソシエーツ・グループの事業部門として2002年に設立され、その後2006年にクアム・データ・サービシズ社と合併してベリファイが誕生した。ベリファイの株式はヒル・アンド・アソシエーツが75%、クアム・データ・サービシズが25%それぞれ保有している。

 ファースト・アドバンテージのアナンド・ナラサンビ社長兼最高経営責任者(CEO)は「今回の買収はエンプロイヤー・サービシズ全商品の国際的普及を積極的に追及するという当社のコミットメントを明確に示すものだ。ベリファイは、雇用審査サービス市場が力強く成長しているアジア太平洋地域で多国籍企業や地元企業の目前のニーズに対応する一流企業であるという事実が魅力だった。ベリファイは当社の顧客層と素晴らしい経営を大きく拡大する。お互いに協力することによりわれわれは今後も国際的なプレゼンスを高め、業界をリードする商品とサービスの抱き合わせ販売を伸ばす機会が得られる」と語った。

 ベリファイのマネジングディレクターであるマーク・デービー氏は市場のナンバーワン企業と提携することを楽しみにしていると述べ「当社のウェブベースのデリバリーシステムとファースト・アドバンテージの先端的生産能力を結合してアジア全域でさらに影響力を拡大する計画であり、大事な顧客へのサービスを拡充したい」と語った。

 ファースト・アドバンテージのエンプロイヤー・サービシズ部門は、候補者の採用、応募者の追跡調査、審査、評価、継続中の人材保持プロセスに関係する時間、コスト、リスクの軽減を特に目的とした総合的なグローバル人材獲得ソリューションを提供している。同事業部門はインド、東アジアで雇用審査サービスのトッププロバイダーだったクエスト・リサーチ社をファースト・アドバンテージが買収した2005年以来、国際的な雇用ス審査業務を拡大してきた。2006年には東京に本社がある地域雇用審査企業のブルック・コンサルティングを、次いでオーストラリアとニュージーランドにおける雇用審査サービスの有力プロバイダー、レフシュア・ワールドワイドを買収した。つい最近では、ファースト・アドバンテージは国際的なサービス提供を合理化するためマニラにオフィスを開設し、インドのオフィスとスタッフを拡大した。現在、同社の1600人を超える従業員はインド、中国、シンガポール、香港、オーストラリア、日本、フィリピン、英国、カナダの国際的なオフィスに勤務している。

 ▽ファースト・アドバンテージ・コーポレーションについて
 ファースト・アドバンテージ・コーポレーション(ナスダック:FADV)は、世界中の企業がより賢明な経営的意思決定を下すために利用する商品とサービスを生み出す業界専門知識と情報を兼ね備えている。同社は以下のサービスの有力プロバイダーである。住宅ローン・自動車・特殊金融市場の消費者信用情報、輸送業界の企業信用情報、リードジェネレーション(新規顧客獲得法)サービス、自動車記録報告、サプライチェーンのセキュリティー相談、雇用履歴確認、労働衛生サービス、応募者の追跡調査システム、人材採用ソリューション、技能・行動評価、事業税コンサルタントサービス、保険金詐欺、法人・訴訟調査、監視活動、コンピューターによる科学捜査、電子的発見、データ復旧、適正評価報告、居住者スクリーニング、不動産管理ソフトウエア、賃借人保険。ファースト・アドバンテージはすべての主要事業分野でトップ企業として名を連ねている。同社の本社は米カリフォルニア州ポーウェイにあり、米国と海外のオフィスで4700人を雇用している。同社に関する詳しい情報はウェブサイト(www.firstam.com)で見ることができる。

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