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ブラジルのバーレ、新日鉄などと鉄鉱石65%値上げで合意

ニュースリリース|鉄鉱石.鉄鋼,鉱山|

 【リオデジャネイロ(ブラジル)18日PRN=共同JBN】世界最大の鉄鉱石生産会社コンパニア・バレ・ド・リオドセ(バーレ)は日本最大の鉄鋼メーカー、新日本製鉄(NSC)および韓国最大の鉄鋼メーカー、ポスコ(POSCO)との2008年鉄鉱石価格交渉を終了した。

 これら交渉の結果、サザンシステム粉状(SSF)鉄鉱石価格はFOBツバロンで2007年に比べ65%引き上げられた。同時にその優れた品質が認められている粉状カラジャス鉄鉱石(SFCJ)価格は、2008年SSF価格に鉄分1単位ドライ・メトリック・トン当たり0・0619米ドルのプレミアムを付けることで合意が成立した。

 従って、2008年の鉄分1単位ドライ・メトリック・トン当たり新基準価格はSSFが1・1898ドル、SFCJが1・2517ドルになる。

 2008年の値上げの規模は、世界鉄鉱石市場に広がっている非常に厳しい条件が続いていることを反映している。

 新日鉄とポスコのような大手一流企業や伝統的顧客との鉄鉱石価格の合意は、これらの交渉に関係する長期的な関係と信頼の重みを尊重した基準価格システムに対する同社のコミットメントの証しである。

 バーレは顧客との関係を強化し、生産能力を引き上げるため相当量の資源を投資する。投資・操業コストの急上昇にもかかわらず、同社は2001年から2007年の間に年率平均14・1%で鉄鉱石生産を拡大した。現在、同社は顧客のニーズに対応するため高品質鉄鉱石の生産能力を新たに拡大するプロジェクトを進めており、2012年末までに年間生産能力を4億5000万トンにすることを目指している。これには新鉱山への多額の投資と同社の鉄道・港湾インフラの拡張が必要となる。

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