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ザ・ジム・パティソン・グループがギネス・ワールド・レコーズを買収

ニュースリリース|ギネス,買収,経営|

 【ロンドン15日PRN=共同JBN】ヒット・エンターテインメント社とザ・ジム・パティソン・グループは15日、同グループの子会社であるジム・パティソン・エンターテインメント社がヒット・エンターテインメント社からギネス・ワールド・レコーズを買収したと発表した。買収に関する詳細は公表されない。

 ギネス・ワールド・レコーズ(www.guinnessworldrecords.com)は記録破りの業績に関する世界的に認められた権威である。1955年に最初に出版されたギネス・ワールド・レコーズは現在、各年版が100カ国以上で37の言語により出版される国際的な現象に発展してきた。この本はそれ自体が記録破りになってきている。ギネス・ワールド・レコーズ(商標登録)は世界の商標権のあるベストセラーである。

 ザ・ジム・パティソン・グループはカナダの株式非公開企業としては第3位の規模で、年間販売高は63億ドルを超え、従業員2万9千人以上を擁し、バンクーバー(カナダのブリティッシュコロンビア州)に本社を置き、複数の現業会社で構成される多角的なグループ(www.jimpattison.com)である。

 持ち株会社傘下の企業にはリプリー・エンターテインメントが含まれ、同社はギネス・ワールド・レコーズの博物館とアトラクションを10年以上にわたり開発し、運営する世界的な権利を所持してきた。ギネス・ワールド・レコーズのアトラクション開催地は現在、世界4カ国に6カ所あり、それには東京(日本)、ナイアガラフォールズ(カナダのオンタリオ州)、ハリウッド(米カリフォルニア州)、サンアントニオ(米テキサス州)、ガトリンバーグ(米テネシー州)、コペンハーゲン(デンマーク)が含まれ、ギネス・ワールド・レコーズの新たなアトラクション開催に対する多大な需要がある。

 同グループを代表してこの買収を発表したジム・パティソン・ジュニア氏(リプリー・エンターテインメント社長)は「ギネス・ワールド・レコーズは偶像的なブランドであり、我がグループに世界記録の国際的リーダーである同社を加える好機をヒット・エンターテインメントが与えてくれたことを喜んでいる。ほかのどんな企業も同じ投資額で、包括性と信ぴょう性において、これほどの世界記録データを収集し、確認し、公認して提示できない。ギネス・ワールド・レコーズと「リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット!」(信じられないような実話を描いた漫画)を組み合わせれば、記録と記録破りに関する世界をリードする権威という歴史的なコンビが生まれるし、そのすべてが信じがたいほどすごいことだ」と述べた。

 15日の売却までギネス・ワールド・レコーズは、大手の独立系プロデューサー、世界の上質な家族番組の流通企業であるヒット・エンターテインメントの1部門だった。1989年に創設されたヒット・エンターテインメントは世界でも最速の成長を遂げた、諸権利を保有する企業の1つであり、児童向けキャラクターの権利のスペシャリストである。ヒット・エンターテインメントは広範な流通網と世界の大手放送局との長年の関係を活用し、児童向けコンテンツの世界一豊富な品揃えを収集することに成功した1社である。その所有権には「ボブ・ザ・ビルダー」(商標登録)、「バーニー」(同)、「きかんしゃトーマスとなかまたち」(同)、「ピング-」(同)、「ファイアーマン・サム」(同)、「アンジェリーナ・バレリーナ」(同)などが含まれる。

 リプリー・エンターテインメント.(www.ripleys.com)は世界の大手アトラクション企業で、年間の入場者数は1300万人を超す。オーランド(米フロリダ州)に本社を置く同社は60超のアトラクションに加え出版、放送部門を保有しており、これらの部門は世界的に配信される「ビリーブ・イット・オア・ノット!」のテレビ番組、ベストセラーの書籍、今も世界42カ国の200の紙に毎日掲載されるほど人気のあるシンジケート化された帯漫画「リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット!」を含むプロジェクトの監督に当たっている。リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット!(登録)博物館(オディトーリアムとも呼ばれる)は現在30館あり、2008年8月にはロンドンを象徴するトロカデロに2万5000平方フィートの新館がオープンする。そのユニークなアトラクション機能は「百聞は一見にしかず」の展示であり、非常に奇抜で、奇妙で、変わっているため、最も世慣れて博識のゲストでも畏敬の念に打たれるだろう。

▽ヒットエンターテインメントについて
 プライベート・エクイティ投資グループのアパックス・パートナーズが保有するヒットエンターテインメントは、世界をリードする独立系の児童向けエンターテインメント・プロデューサーであり、諸権利のオーナーである。同社のポートフォリオには「バーニー」(登録商標)、「ボブ・ザ・ビルダー」(同)、「きかんしゃトーマスとなかまたち」(同)、「ピング-」(同)、「ファイアーマン・サム」(同)、「アンジェリーナ・バレリーナ」(同)、「レインボー・マジック」(同)のような所有権が含まれる。ヒット社は北米大陸と日本でフィフィ・アンド・ザ・フラワートッツ(登録商標、Fifi and the Flowertots)の代理店を務めており、ザ・ジム・ヘンソン・カンパニーのクラシックなファミリー・ブランドのライブラリーを世界中で代理販売し、英国ではザ・ウィグルス(登録)の代理店として活動している。ヒット社はギネス・ワールド・レコーズ(登録商標)や、出版およびテレビ放送資産も所有している。ヒット社は1989年に創設され、その取扱商品はテレビ、ビデオ番組の制作(米国と英国のスタジオをを含む)、出版、消費製品のライセンス業務、ライブ・イベントを含んでいる。ヒット社は1000時間を超す幼児向け番組の品揃えでもって、世界の240カ国以上に40以上の異なった言語で番組を販売し、英国、米国、カナダ、香港、日本で営業している。同社は2005年にコムキャスト・コーポレーション、PBS、セサミ・ワークショップとともに24時間放送のデジタル・ケーブル・チャネルであるPBSキッズ・スプラウト(サービス・マーク)と、就学前児童向けのビデオ・オン・デマンド(VOD)を立ち上げた。2007年にヒット社と、リバティ・グローバル社の欧州コンテンツ部門であるチェロメディア、およびその子会社であるチェロゾーネは、国際的な就学前児童向けテレビチャネル(米国、英国、中国を除く)であるジムジャムを立ち上げ、配信する合弁事業を発表していた。

詳細は次のサイト(www.hitentertainment.com)を参照のこと。

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