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世界の商業用不動産販売1兆ドル超、10億ドル超が114都市 米RCA調査
ニュースリリース|不動産|
【ニューヨーク13日PRN=共同】商業用不動産の資本市場に集中している独立系リサーチ会社のリアル・キャピタル・アナリティクス(Real Capital Analytics:RCA)は13日、昨年の世界の商業用資産買収額が1兆ドルの大台を超えたと発表した。この記念すべき数字はRCAの世界資本投資リポートである「グローバル・キャピタル・トレンド」の創刊号で発表された。
RCAの創立者であるロバート・M・ホワイト社長は「商業用資産市場の規模はこれまでの推定よりずっと大きい。わが社の調査では2007年に5大陸の75カ国で1兆ドル以上の大型資産販売が記録されている。この調査に含まれているのは1000万ドル以上の販売に限られていることを考えると、市場全体の規模は1兆5000億ドル近くになるだろう」と語っている。
このリポートは10億ドル以上の商業用資産販売を記録した114都市の名前を挙げている。グローバル・キャピタル・トレンドで報じられたその他の調査結果には次のようなものが含まれている。
※10億ドル以上の商業用資産販売を記録した114都市のうち、48都市が北米、35都市が欧州、21都市がアジアだった。
※オフィススペースが最も取引の活発な資産タイプで、総販売額の32%にあたる4340億ドルだった。ほぼ1億1200万平方メートルの資産が昨年中に売買されており、これはロンドン、東京、ニューヨークを合わせたものにほぼ等しい。
※アジアの商業用資産販売量は2008年に欧州、米州を上回るかもしれない。
※資産のリスク・プレミアムは20-350bps(1株当たり自己資本)の範囲である。英国と香港はリスクの最も少ない投資地とみなされており、平均資本化率は比較対象となる2007年の政府債券をわずかに超えるだけである。
※世界のデベロッパーが昨年買収した土地全体の半分は中国にあり、買収額は500億ドルで2位の米国の2倍だった。
※企業ユーザーは世界的な資産に対する投資家の需要により、企業財務の1形態である560億ドルの賃貸借契約付き売買を含め、世界で880億ドル相当の資産販売に出資した。
国際的な資産コンサルタントでロイヤル・インスティテューション・オブ・チャータード・サーベイヤー(英国調査士協会)の前会長であるスティーブ・ウィリアム氏は「このリポートのいくつかの調査結果は魅力的であり、業界はこの新しいレベルの透明性から真の利益を得られるだろう」と語っている。
グローバル・キャピタル・トレンドが追跡した販売には事務所、産業、小売り、アパート、ホテル用資産と、そのために開発可能な土地が含まれている。またRCAは資産販売情報の入手可能性と信頼性が国によって、さらには国内でさえ、大きく異なっていることを指摘している。
RCAは世界の資産市場についてリポートする初の独立系リサーチ会社である。データは加入者が利用できるRCAの世界取引データベースに基づいている。RCAのデータは米国の資本市場全体で広く利用されており、いまでは世界的に利用できる。
グローバル・キャピタル・トレンド創刊号はwww.rcanalytics.comで入手できる。
▽リアル・キャピタル・アナリティクス社(Real Capital Analytics, Inc.)について
リアル・キャピタル・アナリティクス社(RCA)は独立系のリサーチ会社で商業用不動産の資本投資市場だけに集中している。RCAは業界の取引活動、資本の流れについて最も深く包括的な最新情報を提供している。2000年に設立されたRCAはニューヨーク、米カリフォルニア州サンノゼ、オランダ・ハーグに事務所がある。資産販売、資金調達の取引情報の収集のほか、資本化率、市場トレンド、価格、販売量を含むデータの分析を行っている。同社は一連の資本トレンドリポートを発行しており、ほぼリアルタイムで世界の取引市場情報を提供するオンライン情報を提供している。詳しい情報はhttp://www.rcanalytics.comへ。
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- 世界の商業用不動産販売1兆ドル超、10億ドル超が114都市 米RCA調査 2008.02.14 木曜日 共同通信PRワイヤー