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内田洋行、消費電力を見える化 エネルギー監視・制御システム販売開始

ニュースリリース|内田洋行|

 株式会社内田洋行(本社:東京都中央区 社長:柏原 孝、以下内田洋行)は、BEMS(Building and Energy Management System)の中でも、照明や空調等の電力使用状況をネットワーク経由で個別に計測・見える化し、運用改善につながる照明・空調機器の制御を、簡単に後付けで拡張できることに特化した、エネルギー監視・制御システム「EnerSense(エネルセンス)」を、オフィス・商業店舗・大学・自治体や製造業の工場などを対象に販売を4 月25 日より開始いたします。

 それにともないまして、4 月1 日、株式会社ネットワーク・コーポレーション(本社:横浜市都筑区 社長:馬越伸太郎、以下ネットワーク・コーポレーション社)との戦略的パートナーシップを締結いたしました。

 省電力、エネルギー効率の改善を図る上で、内田洋行では、オフィスの約85%を占める照明や空調および情報機器類などの消費電力管理・制御に注力して、その自社実践に取り組んで参りました。

 具体的には、内田洋行新川本社ビル(東京都中央区新川2-4-15)において、ネットワーク・コーポレーション社のエネルギー監視システムを、組織単位から各フロアへと、随時、後付けで導入し、照明・空調(主に室内機)・コンセント電力などのデータを独自に計測して参りました。また、その計測対象を、内田洋行の大阪支店や九州支店に拡げて、ネットワークの遠隔操作によるエネルギー監視や設備制御を進めております。

 そしてその運用・管理においては、ネットワークを経由して、ノートPC、タブレット端末、あるいはスマートフォンなどから、いつでも、どこでも、だれでも、電気使用量の把握を行えて、対象の組織やチームで計測した消費電力量をリアルタイムで共有するなど、ICT ネットワークを駆使した節電のためのマネジメントを図り、その効果測定を行っております。更に、本社ビル全館に導入済の内田洋行のLED 照明システム『Ubiqlight』とICT ネットワークによる連動の検証を進めております。

 そうした取り組みの一方で、例えば企業のオフィスや工場などにおいては、節電のために照明や空調などの電気使用を一律かつ一斉に停止するのではなく、顧客対応や生産活動など企業活動を適切に行いながら恒常的に消費電力の削減を図っていくことが求められております。また、既存の建築物に、小規模に必要最小限の運用から、簡単に後付で、BEMS(Building and Energy Management System)の導入が行えること、加えて、将来的にその対象を拡大してその他システムとの連動を進めていく、といった運用が求められております。

 こうした背景から、内田洋行では、自社実践で培ったエネルギー監視・運用・制御のノウハウをもとに、電気使用量を可視化することで適切かつ的確な節電を進めて、小規模からでも簡単に導入が可能で、センサーやLED照明などの他のシステムと必要に応じて連動させることのできるソリューション開発を目指して、ネットワーク・コーポレーション社と戦略的パートナーシップを締結いたしました。これにより、同社のエネルギー監視・制御システムを共同で製品改良していくとともに、販売提携を行って参ります。

 この共同で取り組むシステムにつきましては、内田洋行のエネルギー監視・制御システム「EnerSense(エネルセンス)」として展開をいたします。

 この「EnerSense(エネルセンス)」とは、電力量計、マルチメーター、コントローラー、サーバー用アプリ―ケーションなどで構成されるネットワーク・コーポレーション社のエネルギー監視・制御システムを基盤にして、内田洋行が、利用者向けのインターフェース開発を進め、各種センサー、バッテリーレススイッチなどを連携させていくソリューションです。

「EnerSense(エネルセンス)」の特長は以下の通りです。

■「EnerSense(エネルセンス)」の特長
(1) “後付け”での導入が可能
 電力量計を既存の分電盤内のブレーカーに接続可能
 省スペース型のマルチメーターを採用したことで、オフィスなどの既存の電気系統に比較的簡単に後付け導入ができる
(2) 消費電力をレイアウトや組織別に管理
 組織、座席レイアウトなど詳細な単位での消費電力を見える化
 ビルの1 フロア、1 部屋からの部分導入も可能。
(3) ネットワークによる計測・制御
 ネットワークを介して容易に計測・制御範囲を同一建物内の別フロアや別の建物に拡張し、一元管理することができる
 ネットワークに接続されたPC、無線LAN に接続したタブレット端末、スマートフォンなどでの数値管理も
自由
(4) その他ソリューションとの連動
 自己発電式のバッテリーレススイッチや環境センサーによる、照明や空調等の制御が可能
 電池交換や配線工事が不要

■発売日・提供価格等
○発売予定:2011 年4 月25 日
○販売価格:最小構成として、3 ケ所(単相2線の回路の場合は最大9 ケ所)まで計測可能な「EnerSenseスターターパック」を30 万円(税抜)から販売予定(システム価格。設置・施工・設定費用等は別途)。
○販売目標 :初年度3 億円、3 年後10 億円を見込む。

■内田洋行のエネルギー監視・制御システム「EnerSense(エネルセンス)」の特長
■「EnerSense(エネルセンス)」のシステム構成例

■株式会社ネットワーク・コーポレーションについて
1995 年設立。半導体プロセス等FAの分野で先駆的役割を果たし、2003 年以降は超大型ビルの自動制御で多くの実績を有する。エネルギー監視・制御をはじめとする環境制御系の海外の最先端企業と提携し、日本の風土に適したかたちで競争力と信頼性の高いオープン・システムを提供している。中国大連、カナダ、フィリピンにもソフトウェア開発拠点を保有する。

ネットワーク・コーポレーション社ホームページ http://www.netcorp.co.jp/
内田洋行は、「教育」「情報」「オフィス」という特色ある事業構成を持ち、2010 年創業100 周年を迎えた。近年では、ICT と空間デザイン・情報デザインの融合によって「いつでも どこでも だれでも なんでも」自由自在に情報にアクセスして活用する『ユビキタス・プレイス®』のインテグレートに取り組む。その中で、環境対策にも取り組み、2010 年にLED 照明『Ubiqlight®』の販売を開始。同年、築40年の内田洋行新川本社ビル(「ユビキタス協創広場CANVAS」)のリノベーションにおいて全館にLED照明を導入。センサーやネットワーク技術の活用によるきめ細かい制御の運用実践を進めたことから、平成22 年度環境省「省エネ照明デザインアワード」公共施設部門優秀事例に選定される。その他、内田洋行新川本社ビルでは、平成21 年度林野庁「木づかい運動」にて、国産木材の意義や良さについて普及啓発活動を積極的にする民間事業者として農林水産大臣感謝状を授受。2011 年には、社団法人日本ファシリティマネジメント推進協会主催「第5 回ファシリティマネジメント大賞」『戦略的ファシリティマネジメントの実践』奨励賞を受賞。

内田洋行ホームページ http://www.uchida.co.jp/
<このプレスリリースのお問い合わせ先>
株式会社内田洋行 広報室:佐藤
TEL:03-3555-4072 email :shoitiro@uchida.co.jp
■内田洋行の『ユビキタス・プレイス®』への取り組み

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