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Scuderiエンジンが駆動段階に入る
ニュースリリース|Scuderiエンジン|
【ウェストスプリングフィールド - 2009年7月1日】これまでの課題であったアフター・トップ・デッド・センターの発燃が先週、Scuderi エンジンで初めて実現された。スプリットサイクルエンジンの革新的な概念が現実になったといえる。
(ガソリンで走るScuderi エンジンについては、www.ScuderiEngine.comからポッドキャストで聞くことができる。)
社外の研究所で技術者グループが今後、数週間にわたって試験を重ね、微調整を加えてエンジン効率を最大のレベルまで引き上げる予定となっている。自動車メーカーの関係者は機密保持契約を締結すれば、エンジンマップ、試験データ、性能値などを入手できる。
このプロトタイプは 1 リットルの自然吸気型で、普通の内燃型エンジンと比較して毒素生成率が 80% まで軽減される可能性がある。ターボチャージ付きのエア・ハイブリッドコンポーネントとの完全統合が実現すると、燃料効率が著しく向上し、130 年以上前に Otto サイクルが導入されて以来、最も優れたものとなる。Scuderi エンジンの原型は、Carmelo Scuderi 氏 (1925 年~2002 年) が設計かつ開発したものである。
世界各国で排気や燃焼効率に関連する規制が厳しくなるとされており、自動車業界の OEM が膨大な資金をつぎ込んで現行の生産プロセスを変更しなくとも、こうした規制に準拠可能であることから、Scuderi スプリットサイクル技術の価値は高く評価されている。Scuderi グループでは、技術団体が開発に取り組んで独自に改善を加え、さらなる効率を図れば、これまで以上に技術的な進展がみられることを期待している。
「これは、エンジン業界ならびに開発に取り組んできた世界一流のチームにとって記念すべきことです。」と Sal Scuderi 氏(Scuderi Group 社長)は語る。「3 年前、この概念と設計に取り組み始めてから多大な関心を寄せ、応援してきてくださった方々とこの成果を分かち合えることができ、喜ばしい限りです。このマイルストーンが達成された今、自動車メーカーの皆様には Scuderi エンジンのもたらす燃料効率技術を最大限に活用していただきたいと存じます。」
Scuderi エンジンには、従来の燃焼サイクルにみられる 4 ストロークを 1 対となって駆動する 2 つのシリンダーに分割したスプリットサイクル方式が採用されている。すなわち、吸気/圧縮シリンダーと駆動/排気シリンダーである。アフター・トップ・デッド・センターを発燃することで、1 つのシリンダーで効率の高い燃焼を実現し、もう 1 つのシリンダーで空気を圧縮する連動駆動となっている。従来のエンジンでは、1 燃焼サイクルに 2 つのクランクシャフト回転を必要とするが、Scuderi エンジンはこのクランクシャフトを 1 つだけ使用する。調査によれば、Scuderi エンジンは効率を上げて排気を軽減するだけでなく、従来のガソリン/ディーゼルエンジンと比較してトルクも高くなるという結果が出ている。
この自然吸気型エンジンの完成を基盤として、Scuderi Group には社外研究所と連携しながら次のプロトタイプへのとり組みを続けている。ターボチャージ付き Scuderi エンジンおよび Scuderi エア・ハイブリッド はいずれも 2010 年に完成する予定となっている。
▽Scuderi Group の概要
Scuderi Group は研究・開発とライセンス提供を基盤とし、独自の技術普及を推進する R&D 企業である。米国マサチューセッツ州ウェストスプリングフィールドを拠点とし、ドイツのフランクフルトに事業所を持っている。同社の革新的な技術である Scuderi エンジンが完全に完成すれば、130 年を超えるエンジン効率の歴史を塗り変えることになる。Scuderi Group のグローバルポートフォリオには、200 件を超える特許が含まれる。そのうちの 72 件は 50 カ国以上で発行されている。詳細なお問合せ: 1-413-439-0343、www.ScuderiEngine.com
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- Scuderiエンジンが駆動段階に入る 2009.07.01 水曜日 共同通信PRワイヤー