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CORNELL PUMP社、ポンプ性能曲線作成時間を100倍以上短縮

ニュースリリース|CORNELL PUMP|

 米国バージニア州シャーロットビル:Blue Ridge Numerics社は、Cornell Pump社 が今年4月に発表された新モジュールCFdesign Motion 及び high performance computing (HPC)を使用して、解析パフォーマンスを大幅に向上させたと発表しました。Cornell Pump社はこの2つのモジュールを用いて一連の過度現象の解析を実施したところ、これまで200時間かかっていた渦巻きポンプの設計検証がわずか2時間で終了、100倍の高速化が実現し、製品開発期間の大幅な短縮化を可能にしたのです。このことは、Cornell Pump社のアプリケーションに類似した高性能ファン、ブロア、ターボ機器などの多くの機器に対して複数の開発業務に係る設計者にとっては、設計の初期段階で繰り返し解析を行うことのできる最新のMotion Moduleの利用によって大きな効果が得られることを示しています。

 「設計チームは時間をかけながらシステムレベルの過渡モデルの解析を行うか、あるいは精度を落としてでも時間をかけずに固定された回転機器を解析するか、どちらかを選択するのがこれまでの典型的なパターンでした。しかし、新しいMotion Moduleの機能により、CFdesignは他社のいかなるソリューションより高速で高精度かつ高い信頼性を提供することができるため、もはや解析精度とスピードを犠牲にする必要がなくなったのです。」とBlue Ridge Numerics社のプロダクトマネージャーであるデレク・クーパーは述べています。

 Cornell Pump社がCFdesignの使用により得たパフォーマンスの向上は、ポンプの開発に大きな影響を与えるものです。コンピュータによる解析時間を週レベルから時間レベルへ短縮させた他に、物理的なテストを行う上で必要なポンプの鋳造回数の削減にも期待が持てます。Cornell Pump社では、物理的なテスト一つを削減することで開発期間が三ヵ月短縮できると予想しています。

 「解析スピードが向上したことにより、短時間に多くの解析が可能になるでしょう。再パターン化作業や鋳造における流し込み作業、そして物理的なテストなどこれまで費やしてきた時間と費用を削減すればその分設計にかける時間が増え、設計の初期段階から最適な製品設計が可能となります。」 と、Cornell Pump社の設計エンジニアのアンドリュー・エンターライン氏は述べています。

 Cornell Pump社の標準的なポンプの設計検証は、これまで1時間当たりの反復回数1.5のスピードで300回分の時間を必要としていましたが、この時間を短縮することが同社の課題であり、その解決方法を捜していました。Motion Moduleの最新版に含まれる過渡的回転モデルの生成を可能にする新しい回転アルゴリズムは、標準的なデスクトップコンピュータでの解析時間を20分の1にまで短縮、より速く正確に性能を評価することができるようになりました。さらに、Motion Moduleは最新のCFdesign HPCModuleと組み合わせることで、総合的に100倍の高速化が実現可能になります。Cornell Pump社では、研究開発向けのハイエンド・コンピューティング・リソースを提供するR Systems社とのパートナーシップの中で、さらに設計プロセスを速やかに推し進めるためMotionとHPCモジュールの性能を活用したのです。そして、8ノードのHPCクラスター構成のシステムで、反復回数300回の解析を2時間以内に終了させることができました。

 ▽CFdesign Motion Module について
 いくつかの機械系アプリケーションでは、固体部品との相互作用を知る上で液体や気体の流れの解析を必要とします。CFdesign Motion Moduleを用いてバーチャルなプロトタイプを構築し、固体部品が特定の流れに対してどのような感度、相互作用を及ぼすかを把握することで、より精度の高い挙動を解析することができます。この挙動の物理的効果とその履歴情報は、データそのものの検証や視覚的に検証を行うアニメーション生成用データとして出力することができます。CFdesignでは、回転ターボ機器の解析に加え次のようなモデリング機能も提供します:

● 流体力による挙動
● 軌道運動
● ディスク転頭運動
● 線形運動と角運動の組み合わせ運動
● スライディングベーンポンプ運動
● 自動及びアダプティブタイムステップの採用
● 外部駆動及びバネ抵抗モデル


 ▽CFdesign, Motion Module, 及び HPC Module の出荷開始時期について
 CFdesign v10、Motion Module、及びHPC Module は、Autodesk Inventor、CATIA、CoCreate、NX、Pro/ENGINEER、SolidWorks、Solid Edge、及びSpaceClaim 用の統合ソリューションとして、すべて即日出荷されます。また、HPC Module は、データセンターもしくは小規模クラスターのWindows HPC Server 2008に対して行ったこれまでの投資を活かしながら、そのコンピューティングパワーを利用することができます。

 CFdesignの詳細情報またはご購入に関しましては、最寄り地域の営業拠点(salesoffice)へお問い合わせいただくか、当社ウェブサイトをご訪問下さい:http://www.cfdesign.com

 ▽Blue Ridge Numerics社について
 Blue Ridge Numerics社は熱流体解析のグローバル市場において最も成長している企業であり、北米においては急成長を遂げているテクノロジ企業リストに常にランクインされています。upfront CFD ソフトウェアであるCFdesign は設計開発の初期段階における流体及び熱伝導の卓越したシミュレーション機能を提供します。本製品は、製品品質の改善、タイム・ツー・マーケットの短縮、そして製品ライフサイクル全体を通した利益向上に大きく貢献します。詳細情報に関してはCFdesignのサイトをご欄ください: www.cfdesign.com

●CFdesignジャパン株式会社 ニュースサイトはこちら
http://www.cfdesign.jp/News_Events/FY09/PressRelease-2009-05-11.html

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