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デルが09年度第1四半期業績発表、売上高・利益とも拡大

ニュースリリース|デル|

 【テキサス州ラウンドロック発(2008年5月29日発表)】デル社は本日、売上高が第1四半期としては過去最高の160億ドル(対前年比9%増)、1株当たり利益が38セント(対前年比12%増)となる2009年度第1四半期の業績を発表しました。この業績はコンシューマーおよび法人向け製品とサービスが業界平均を上回って成長したこと、および売上高に対する営業経費の割合が低下したことが原動力となりました。

 第1四半期の出荷台数は対前年比22%増となり、サーバの出荷台数は業界平均の3倍に達する21%増でした。ストレージ製品の売上高は15%増、強化されたサービスの売上高は13%増でした。デル社の戦略的優先分野であるノートブック製品の出荷台数は43%増を記録し、これは業界全体としての成長率の1.2倍に相当しました。コンシューマー向け製品の出荷台数は業界平均の2倍に達する成長を達成し、また世界全体でのシェアは1.2ポイント増の8.8%となりました。

 会長兼CEOのマイケル・デルは次のように述べています。
「戦略のすべてを実行することにより、すべての製品カテゴリーと世界中のすべての地域において成長を推進しました。この業績は当社の5つの戦略的優先分野においていち早く成果が現れはじめたことを示すものです。これらの分野に引き続き注力することにより、当社は業界平均を上回る成長を続け、売上高、利益、およびキャッシュフローを拡大することにより株主価値をさらに拡大します」

<第1四半期>

2009年度2008年度伸び率
総売上高$1万6077$14,7229%
営業利益$899$933-4%
純利益$784$7564%
1株あたり利益$0.38$0.3412%

※単位:百万(1株当たり利益を除く)

 デルの出荷台数の伸びと比較する際の業界平均からはデル自体の数字は除外されており、また別段の記載がない限りすべての成長率は対前年比です。

 2009年度第1四半期における1株当たり利益は下記の要素から影響を受けました。

 ※退職費用や施設の閉鎖などの経営合理化に関連する、1億600万ドル(1株当たり4セント)の支出

 ※購入した無形資産の償却費用として、2600万ドル(1株当たり1セント)の支出
 ※調査関連費用として、1900万ドル(1株当たり1セント)の支出

 ※以前の期の為替レートの誤りに関連した金融およびその他の収入として、4200万ドル(1株当たり2セント)の収入

 ※2008会計年度の従業員賞与引当金の戻し入れとして、4600万ドル(1株当たり2セント)の収入

 ※特許関連訴訟において有利な裁決が下されたことにより訴訟費用引当金の削減額として、5500万ドル(1株当たり2セント)の収入

 デル社は昨年度に第1四半期の3,700人を含めて社員数を7000人削減し、これは買収の影響が生じる前の8%に相当しました。買収を通じてデル社には2700人の社員が加わり、正味の人員減は約5%となりました。

 第1四半期の営業経費は売上高の12.9%でした。営業キャッシュフローは1億4,300万ドルで、支出と税金および賞与の支払額が低下したことによる影響を受けました。年間ベースでは純利益を上回る営業キャッシュフローを生成できると予想しています。第1四半期末時点での現金および投資残高は98億ドル、加重平均株式数は20億4000万株でした。

 第1四半期にデル社は一般運営費用調達のため15億ドル相当の私募ならびに中期および長期の債券発行を行いました。デル社はまた5200万株の自社株買戻しのため10億ドル以上を支出し、第2四半期にも少なくとも10億ドルの支出を予定しています。

 ▽地域別ハイライト
 第1四半期の米国以外の売上高は初めて米国での売上高を上回りました。発展途上国での成長にはBRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)が原動力となり、同地域での出荷台数は対前年比73%増、売上高は58%増となり、デルの総売上高の9%近くを占めました。

 ※日本/アジア太平洋地域法人向け:出荷台数が31%増加したことを受け、当期の売上高は19%増加しました。それぞれの国、セグメント、および製品の間でバランスのとれた業績を達成し、営業利益は対前年比52%増となりました。この地域の成長はインドと中国がリードし、売上高は52%と30%、出荷台数は68%と43%の成長をそれぞれ記録しました。APJでの成長は引き続きすべての製品カテゴリーにわたって好調であり、ノートブックの出荷台数は46%増、サーバは23%増、デスクトップは25%増となりました。

 ※米国法人向け:総出荷台数は3%増で、これにはノートブックの11%増、サーバでの業界平均の4倍に達する20%増が貢献しました。

 ※欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域法人向け:売上高は15%増、出荷台数は30%増となり、特にノートブックの出荷台数は59%増を記録しました。ストレージ製品の売上高は48%増となりました。この地域での出荷台数増は最大規模の国による成長が原動力となり、英国では20%増、ドイツでは26%増、およびフランスでは14%増でした。

 ▽戦略的重点分野のハイライト
 ※グローバルコンシューマー事業:利益率の向上においては、出荷台数の47%増を受けて売上高は20%増となりました。この出荷台数の伸びは業界平均の2倍を超え、また世界全体でのシェアは1.2%拡大して8.8%となりました。オンラインおよび電話販売チャンネルに加え、デル社は中国の蘇寧電器社と米国の Costco社も販売網に加えてグローバルな小売店頭でのプレゼンスを世界中で1万3000か所に拡大しました。

 ※エンタープライズ事業:サーバの出荷台数は21%増、売上高は4%増となりました。この出荷台数増は過去数年間において最大のものであり、業界平均の3倍に達しました。デル社のシェアは当四半期に1.5ポイント拡大しました。ストレージ製品の売上高はデル社のPowerVaultダイレクト・アタッチ製品の好調な成長、およびEqualLogic製品の売上高が四半期全体を通じて反映されたことにより15%の急成長を達成しました。当社の推定によればデル社のシェアは第1四半期に再び最大となりました。強化されたサービスの売上高は13%増となり、これには新しいProSupportソリューションの売上高が初めて四半期全体を通じて反映されたことが貢献しました。サービス分野の成長の主な指標となるサービス売上の繰延残高は23%成長し54億ドルに達しました。デル社のCloud-Computingサービスと設計モデルは、中国のインターネット企業のうち最も急成長を遂げているものの約半数、および中国最大のポータルを支えています。Dell EqualLogic PS5000シリーズIP SANならびにDell/EMC AX4および5i SANの発表により、デル社はiSCSI SANの世界最大のプロバイダとしての地位をさらに強化しました。

 ※ノートブック製品群:ノートブックの出荷台数は対前年比43%増、売上高は22%増となりました。当四半期にデル社は初の堅牢型ラップトップとなる Latitude XFR D630を発売しました。グローバルコンシューマー事業におけるノートブック出荷台数は78%増となり、製品ミックスのうちの60%を占めました。

 ※中堅・中小企業向け事業:13.3インチのVostro 1310と15.4インチのVostro 1510を含めて小企業向けVostroラップトップの製品ラインを設計し直しました。これらの製品は、サーバ、ストレージ、およびサービスを含む、デル社が小企業向けに特に設計した製品群をさらに拡大するものとなります。

 ※新興市場:BRICSに加えてデル社が優先ターゲットとする10か国が中心となり、売上高は47%拡大しました。デル社は特に新興市場のニーズに応えて設計されたDell 500ノートブックを発売し、これは中国とインドでの大きな需要に応えて出荷されています。当四半期には欧州と日本/アジア太平洋地域において Partner Directプログラムを開始しました。

 ▽今後の見通し
 競争力強化のためのビジネス再編、人員削減、およびインフラストラクチャと買収への投資により、引き続きコストの発生が想定されます。米国においては特にグローバル企業と大企業のお客様、ならびに一般、中堅・中小企業のお客様においても、IT投資を控える傾向が現れはじめています。この傾向は、これらのお客様セグメントの多くにおいて季節的に低調であることも加え、この夏を通じて続くとデル社では予想しています。昨年第1四半期に達成したようなコンポーネント費用の大幅な削減は予想していません。また利率低下ならびに負債拡大による支払利息の増大に基づく投資残高減少が要因となり、投資およびその他の収入が低下すると予想しています。

 デル社は新興市場、ノートブック製品群、エンタープライズ事業およびサービスなどでの業績改善の好影響が続くと予想しており、これらは全体として地域や製品の多様化の推進力となっています。

 これらを背景として、当社は最近コスト削減のゴールとして2011年度まで年間30億ドルのコストを削減すると発表しました。デル社は引き続き業界平均を上回る出荷台数の伸びを達成し、売上高、利益率、およびキャッシュフローを拡大し、また長期的に最善の結果を生む決定を行うことに注力します。

 ▽デル社について
 Dell Inc.(NASDAQ: DELL)は、お客様のニーズを聞き、お客様が信頼し評価する革新的な技術やサービスを提供しています。独自のダイレクト・ビジネス・モデルにより、デル社は世界市場で最も多くのシステムを販売し、Fortune 500の34位につけています。

 ※これは意訳リリースであり、参考資料です。

 詳しくはDell Inc.の米国発表プレスリリース原文をご覧下さい。URL: http://www.dell.com/content/topics/global.aspx/corp/pressoffice/en/2008/2008_05_29_rr_000?c=us&l=en&s=corp

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