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造船は3年分の受注残で堅調の見通し=ねじの世界

 日本造船工業会の元山会長は最近の造船市場の動向について12月21日次のように発表した。

 日本の2010年1~!l月の輸出船契約実績については438万CGTとなり,前年同期の受注量である234万CGT比87.2%増となっている。2010年通期の世界新造船受注量も昨年実績3,250万総トンのほぼ2倍の6,000万総トンを超えると見込まれる。リーマンショック後に下落した船価は底を打ったが,新興国の安値受で予断を許さない。

 日本造船業は2011年は厳しい環境下にあるが,今のところ各社は3年分弱の手持ち工事量(受注残)を確保し,当面,堅調な操業を持続できる見通しであり,また今年(2011年3月期)の船舶部門の決算もそれなりの結果が予想される。

【2011年1月号】

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