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10年上半期ねじ輸入、再び10万トン台に乗る、金額16.4%増=ねじの世界
今年上半期(1~6月)のねじ輸入は,前年同期の大幅な落ち込みから反転し,数量で前年同期比40.5%増の10万2,680トン,金額では同16.4%増の321億4,6百万円となった(財務省貿易統計)。
上半期ベースの動向をみると08年,09年と2年連続して前年同期比マイナスで推移してきたが,今年上期は過去最高(数量・金額ともに)を示した07年のll.7万トン,08年の11 .2万トンに続いて10万トン台に乗る輸入実績となった。
主な輸入先となっている国・地域からの調達は何れも増加(ベトナムからの輸入だけは減少)しており,数量では最大の調達先である中国からの輸入が前年同期比35 .2%増の6万1,000トン余,これに次ぐ台湾からの輸入が同55.8%増の2万8,350トン,韓国からの輸入も77.9%増の4,350トンとなり,インドネシアからの輸入は4倍増に回復して!,620トン余となった。ベトナムからの輸入は40%減の1,540トンであった。
また,欧米からの輸入も増加に転じ,米国からの輸入は2.5倍増の1 ,000トン余となり,欧州諸国からの輸入も22%増の1 ,000トン強となった。表1にみるように,アジア地域からの輸入量が前年同期比40.1%増の9万9,377トンとなり。全輸入量(鉄鋼製)の97,8%をアジア品で占めている。前年同期の98,0%から比率はやや下がっているが,これは米国,欧州,他からの輸入もそれぞれ増加したことによる。
こうした輸入状況から今年上期は,全輸入量のうち中国品が60.1%(前年同期62.4%)を占め,次いで台湾品が27。9%(同25.1%)を占めた。第三位の韓国品は4.3%(同3 .4%)の割合。中国と台湾からの輸入量で全輸入の88.0%(前年同期87.5%)という高い比率となっている。
【2010年9月号】
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- 10年上半期ねじ輸入、再び10万トン台に乗る、金額16.4%増 2010/10/01 金曜日