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丸ヱム製作所がマグネシウム合金ねじ開発

 【ねじ・ネジ・業界紙】†丸ヱム製作所(大阪府大東市野崎4−7−12。松元収社長)では、住友電工スチールワイヤー†との共同開発により、マグネシウム合金を素材に用いたファスナーの「量産化を可能にした製法技術」の確立に成功。国内初の量産事例として両社共同で製法特許を出願中である。


ファスナー以外の特殊パーツ生産などへの転用もおこなえることから、幅広い産業に対して展開を図る方針である。この製法によるファスナーは、軽量であることはもとより、11Tハイテンションボルトと同等の「高比強度」を備えている。





使用するマグネシウム合金は、一般的に流通するAZ31合金。構成成分はアルミニウム3%、亜鉛1%、残りはマグネシウム(不純物含む)と、限りなく純マグネシウムに近い素材である。生産するファスナーは、引張強さが約250Mpa(メガパスカル)。比強度(引張強さ/比重)は140Mpaで、11Tハイテンションボルト(139Mpa)と同等の比強度を実現している。


現在生産できる形状は、小ねじタイプのナベ、皿、アプセット。サイズはM2・M3×20ミリ(最大長さ)、M4・M5・M6×30ミリ(同)。今後、他の形状やサイズについては、M8ならびにM1.7の生産を検討する予定。





第1912号

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