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ねじ流通商工懇談会†
【ねじ・ネジ・業界紙】業界の現況に関しては、明るさは出ているものの、建設工事は東京に一極集中しているなど、業種間・企業間・地域間の跛行性が激しい―と指摘。また多くの参加者が自助努力を強調した。各参加者の抜粋した意見を次に紹介する。
「潮目が変わったのは確かだ。しかし鋼材値上げの製品への転嫁は浸透していない。円高になってユーザーからの逆の要求が出るのでは…。木ねじ用材料はボルト・ナット用と比べタイムラグがある。我々の材料が上がって販価の是正を求める頃には、ボルト・ナットが元に戻って…ということも」
「自動車・電機向けは忙しい。建機も中国への輸出が増加。いい雰囲気だが、為替の動きが心配。大阪では小規模の下請的工場の廃業が多く、そこへ発注していた分を自社生産するので、仕事量は15%〜20%増という所もある。しかし材料は上がっても製品は…。粗利は低下しており、新規の設備をするまでにはいかない」
「東部ファスナーの組合員は全体的に伸びており、来年もいい方向…とみている。しかし建築関係は悪い。大手製造業の設備関係は増加しているが、我々はそこまでいっていない」
第1911号
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- ねじ流通商工懇談会† -- 2003/10/30 木曜日