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大阪府の業種別景気動向調査 平成27年9月期、半年後の需要回復を見通す
【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府商工労働部では先般、定期的に実施している中小企業の動き(業種別景気動向調査)として平成27年9月期における調査結果を取り纏めた。
今回の調査対象は建築金物製造業、歯車製造業、利器工匠具・手動工具製造業、結婚式場業の合計5業種。その中からねじ産業にも関連性の高い業種である「建築金物製造業」と「歯車製造業」に焦点をあて、景気動向や今後の見通し等を以下に紹介する。
需要面で大きな影響を与える建築着工は、平成22年以降、増加傾向にあり、25年から26年初頭にかけては26年4月の消費税率引上げ前の駆け込み需要もみられた。その結果、26年4月以降については反動減により、受注金額は減少している。その一方で、円安による輸入原料や部品、価格上昇、電気料金値上げ、物流費上昇などによる製造原価が上昇し、収益を圧迫している。建築金物の受注動向への反映は建築着工から半年程度遅れることから、需要の回復は年末以降になるとみられる。
第2353号5面
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- 大阪府の業種別景気動向調査 平成27年9月期、半年後の需要回復を見通す -- 2016/02/15 月曜日