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大阪府 25年3月期業種別景気動向調査、ねじ製造業

 【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府商工労働部では先般、定期実施する業種別景気動向調査として平成25年3月期における結果を纏めた。今回の調査対象は、ねじ製造業、綿・スフ織物業、婦人服製造業、石けん製造業、食品卸売業、家電小売業の合計6業種。本号では「ねじ製造業」調査結果に基づいた景況動向や見通し等を以下に紹介する。

 【今後の見通し】  
 大口ユーザーである自動車向けは一時的に減少の動きがみられたが、基調は内外需とも強含みであり、また、住宅建築やビル等の建設向けも底堅い推移が見込まれている。このほか、太陽光発電関連(機器及び建物等への設置向け)が引き続き堅調であり、全体として25年の生産高は前年比で増加を見込む企業が多い。

 以上のように生産高の増加が見込まれる一方で、原材料価格の上昇、事業用電力料金の値上げ等によるコスト上昇が懸念される。こうした中、現在は一部に止まっている受注・販売価格への転嫁が、今後、拡がっていくことが期待されている。

 なお、輸入は円高修正が今後、さらに進めば、輸入品と国内生産品の価格差が縮小するため、ねじ専門商社では海外調達の見直しを行う場合もあるとみられる。


第2264号14面

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