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日本ねじ研究協会 ねじ締結体の強度設計法の研究など事業報告

 【ねじ・ネジ・業界紙】 日本ねじ研究協会(相澤正己会長)では、先般大磯専務理事が会見を開き、標準化及び研究委員会関係事業等の「24年度上半期活動状況」について、国際規格回答原案の作成、JIS改正原案の作成、研究委員会のねじ締結体の強度設計法の研究、JIS関連書籍の発行―について実施状況を報告。

 項目別報告では、研究委員会関係事業の「ねじ締結体の強度設計…」に関し、ねじ締結体の強度設計法についての研究委員会(澤俊行委員長=広島大学)は、ドイツ技術者協会が発行している技術書VDI2230(高強度ねじ締結の体系的計算法)の検証を通じて、より産業の実態に合うような合理的設計法を確立する研究を展開中である。
 本件については、実験的な裏付けと学術的・理論的な裏付けをもった実践的な設計法とするために、現在、内力係数の推定、へたりを見込んだ締付け法、締結体の機能性評価(締付け力とゆるみ)などの検証と、締結設計上の各種問題点・課題の整理を行っているとのことである。


第2235号1面

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