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クラウンファスナー 国内生産拠点の高度化を確立
【ねじ・ネジ・業界紙】 クラウンファスナー(株)(山梨県南アルプス市。望月厚志社長)は、主力製品である自動車向けなど複雑形状部品の受注量増加に対応するため、国内外の生産体制の再構築を進めている。
国内主力の生産拠点である山梨事業所(同)は、更なる生産高度化の確立に向け、圧造、ローリング、プレス・切削、検査、出荷をそれぞれの専用工場として体制を整えた。そのうち圧造工場棟は増築し生産能力を強化した。一方、洪水被害を受けたタイの生産拠点・ECFプレシジョン(アユタヤ)は順調に復旧作業が進み、早ければ3月中にも一部で生産活動を再開する。
今回増築した建屋は敷地面積400坪(総敷地面積は1500坪へと拡大)。増築部には、より複雑な製品の量産化を実現するため、多段式パーツフォーマーなどの冷間圧造機数台が配置され、新たに金型設計・製作を行うスペースも新設された。
転造機を移設したことでスペースが広がった既存の圧造建屋部は、同社主力の製造機であるWヘッダーや2D3Bヘッダーの専用ラインとした。また、増築した建屋に隣接して、伸線材の材料倉庫を建設し、圧造ラインまでの材料搬送時間の短縮化などを図った。
第2210号
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- クラウンファスナー 国内生産拠点の高度化を確立 -- 2012/02/10 金曜日