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中島田鉄工所 ホットフォーマー「NP121HF」を開発、新たな領域挑戦の貢献に

 【ねじ・ネジ・業界紙】中島田鉄工所 (株)中島田鉄工所(福岡県八女郡広川町。中島田正宏社長)は、同社の2D3Bフォーマーを基礎に、高周波加熱・冷却・温度管理の各装置を一体化させたホットフォーマー「NP121HF」を開発した。
 難加工材を使用して航空機部品などハイレベルな製品を生産するメーカーを主な対象に、加熱処理を用いた塑性成形の新たな領域への挑戦に貢献する圧造機として、販促活動を開始した。

 今回販売を開始したホットフォーマー“NP121HF”は、市場で高い評価を得ているロングセラー機NP121型2D3Bパーツフォーマー(冷間)をベース機に、高周波加熱・冷却・温度管理の各装置を搭載した新タイプのフォーマー。

 設計企画段階から関連分野メーカーの参画協力を得て、それぞれの企業が有する技術並びにノウハウ等を高次元に融合させ、同社オリジナルの加熱処理による加工制御機能が作り上げられている。

 この加工制御機能は、米国アメリサーモ社の高周波装置・冷却装置のシステムと、ドイツSKモニター社の圧造用ロードモニターのシステムによって構成され、新しい圧造機構を実現している。
 ベース機が備えているフィンガーレス搬送などの特徴を維持したまま、加熱領域での専用設計を行ない、高度な制御機能により精度・品質を誇る装置を開発。各システムを一体化搭載した新ホットフォーマー“NP121HF”を完成させた。


第2205号1面

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