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阪村産業 新たな生産領域への拡大に大型パーツフォーマー導入

 【ねじ・ネジ・業界紙】阪村産業
BPF―650SSの圧造部
 阪村産業(株)(本社=京都府久世郡久御山町。山上賢治社長)のナット事業部では、中寸・長寸及び複雑形状製品など新たな生産領域への拡大を目的に、製造拠点の一つである宇治田原工場に大型パーツフォーマーBPF―650SS型を導入。

 6段式のフォーマーでは第一号機であり、自動車並びに産業機械向け等の特殊部品をはじめオリジナルブランド製品など、今後も多種多様化する市場ニーズを適確に満たす製造体制の強化を図っていくものとしている。

 今回の大型パーツフォーマーBPF―650SS型導入は、自動車などユーザー産業の要求に基づいた多彩な製造アイテムの増大とともに高品質・小ロット・短納期等に応じてきた活動の中で、従来の中心となる短小寸法の加工範囲から中寸・長寸及び複雑形状製品など新たな生産領域への拡大と、現行における製造品の対応能力と納期の短縮化等には、より工程数並びに高生産能力を有する大型機が必要と勘案したものである。

 代表的な特徴にジョグダイヤルシステムの装備がみられる。オペレーターが専用のダイヤルを手で回しながらラムの前進・後進・停止の操作や等の微調整を可能にし、金型損傷の防止に加えて次の生産稼働に必要な段取り替え時間を大幅に削減できる。


第2197号5面

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