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日本ねじ商業協同組合連合会 由良会長に聞く、ねじ業界が抱える課題対応

 【ねじ・ネジ・業界紙】 日本ねじ商業協同組合連合会の総会で新会長に選出された由良豊一氏(由良産商(株)社長)は、就任挨拶で危機管理の側面からねじ産業社会を見ることの認識の重要性を指摘し「自らがねじ需要産業を生み出すくらいの気持ちで…」と、ねじ商連運営の方向性を示した。

 今回改めて由良会長に現在のねじ業界が抱える課題や急変する環境への対応等を織り込んで語って頂いた。

 【抜粋】
 連合会所属企業の大半は国内市場を主流に業務活動をしているわけで、切磋琢磨により企業価値を上げて認めてもらうという競争なら良いのですが、現実には市場の縮小化によってコスト面だけの過当競争もみられる。
 このままではより激しさを増して企業体力の消耗戦になっていきます。業界内の仲間が同士討ちをしている場合ではなく、団結を強めてねじ企業そして産業社会が如何に生き残っていくかに取り組むべきです。

 連合会の取り組みの例では「グローバルなビジネス社会に通じるねじ流通社会」、「自らがねじ需要産業を生み出すくらいの気持ち」、「品質重視のねじ社会の確立=価格競争から非価格競争へ」、「皆の協調で、地域の特性を生かしたねじ流通社会で共存共栄と次の世代への豊かなねじ社会の温存」などをイメージする事項があげられます。


第2195号3面

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