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阪村機械製作所 画期的な締結ファスニングシステム「ワン レンチ ボルト」を開発

 【ねじ・ネジ・業界紙】阪村機械製作所
ひとつのレンチで全てのボルトを締め付け可能
 (株)阪村機械製作所(京都府久世郡久御山町)では、ワンサイズのレンチで複数のボルト締め付け及び取り外しを可能にした「ワン レンチ ボルト」の締結ファスニングシステムを開発した。この画期的なシステムは、同社が圧造機械メーカーとして組み立てにねじ製品を使用するユーザーの立場から、締結作業時における合理化及び効率化への追求等に向けた一つの方法に具現化されたものである。

 “ワン レンチ ボルト(One Wrench Bolt)”は、組立現場等の合理化・効率化の実現に開発された画期的な締結ファスニングシステム。
 各種機械や装置類に多用されるリセスに六角穴を有するソケットボルトの穴サイズをワンサイズに統一し、頭部高さや外径、ねじ部は用途に応じたソケットボルトの規格寸法にすることで、1つの専用レンチで複数のソケットボルトの締め付け及び取り外しが可能である。

 写真のようにM10サイズのソケットボルトを基準にした場合、機能を従来通りに発揮させる製品例にM6・M8・M12のサイズへと応用できて合計四種類のアイテムが揃い、多種多様な用途に対応できる。
 また、六角穴が規格よりも大きくなるサイズのソケットボルトでは、レンチによる締め過ぎ(トルク負荷)から発生する頭飛びなどの防止に可視化での確認がおこなえ、適正トルクの締結が得られる「トルク管理ワッシャー(仮称)」も開発されている。


第2190号5面

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