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台湾ねじ工業会 心のねじで繋げた友好の輪 更なる信頼関係構築に

 【ねじ・ネジ・業界紙】110527-陳明昭理事長
義援金受領式のため来日した台湾ねじ工業会の陳明昭理事長
 “心のねじで繋げた友好の輪 更なる信頼関係構築に”

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災発生から一ヵ月が経過し、被災地の復旧・復興に向けて踏み出す足音が聞こえ始めた4月中旬、ねじ業界では、台灣區螺絲工業同業公會(陳明昭理事長。以下、「台湾ねじ工業会」と表記)から心を一つにする温かい厚意が寄せられた。

 3月11日に発生した東日本大震災の被害を、台湾ねじ工業会は自身に起きた惨事と同様に重く受け止め、同団体の公的活動に据えた自由献金制のもとで傘下企業に義援金を募った。
 寄贈先の窓口を日本ねじ工業協会に指定した同活動には、会員有志企業九十九社におよぶ心温まる多大な賛同が寄せられた。4月21日には、日本ねじ工業協会の日程に合わせて台湾ねじ工業会・陳理事長が来日。理事会の開会に先立ち、陳理事長から日本ねじ工業協会・竹中会長へ義援金目録を寄贈する「受領式」が執り行なわれた(受領式の詳細は弊紙第2183号1面既報)。

 今回の義援金寄贈活動について、台湾ねじ工業会・陳理事長は次のように語る。

 「日本ねじ工業協会様と当工業会は、毎年行なわれる交流大会に加えて、多様な観点から長い歴史の中で特別な信頼関係にあります。話が大きくなりますが、地球に住むもの同士がお互いに助け合うことは当たり前で、大震災被害の惨事となった日本の非常時に何かの貢献をしたいと考え、当工業会の傘下企業からの提案も踏まえて、我々にできる具体的な活動として行ないました」

「被災地の状況を考えると少しでも早いほうが良いと、募集期間は二週間としましたが、結果的には有志99社の会員企業から賛同が得られ、端数のない金額にと工業会自体が更に補填して、この度の四千六百万円を義援金として集めることができました。日本ねじ工業協会様には、我々の行動を理解して窓口となって頂き感謝を申し上げます。また、当工業会においては団体として取るべき姿勢を、全ての会員の認識のもとに実施できたことは嬉しく、その一員であることも併せて誇りに思っています」

 「最後になりますが、被災地の一日も早い復旧および復興を心から願い、微力ではありますが今後も何かのお手伝いを日本ねじ工業協会様と共に取り組んでいけたら幸いです」。


第2185号9面

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