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嘉亀鋼業 高次元化したねじ製品供給等に画像検査装置導入

 【ねじ・ネジ・業界紙】 嘉亀鋼業(株)(大阪市平野区加美北3―6―30。由良豊一社長)ではこのほど、高次元化した製品の供給及び生産体制の確立に向けた展開の一環として、品質検査の更なる充実化を図る目的などからねじ用画像検査装置「ULTRA VIEW―5型」((株)オーエスアイツール製)の導入を行ない、本格稼働を開始した。

 この装置には、同社の主力製品である六角ボルトのワイドサイズへの対応に、首下長さ最長100mmまでの検査が可能な独自仕様の機能を追加装備している。

 今後、標準付帯する各特殊機能の能力をフルに発揮させて計数工程などにも応用展開することに加え、将来構想としては成形工程をはじめとした省力化機器等との組み合せによる自動無人化運転も視野に入れ、生産ラインの最終段階における確実な検査実施のもとに各種製品の供給に努めていくものとしている。

 導入した検査装置は、小径六角ボルトに絞った検査仕様を採用。頭部外径や軸部先端、メッキなどの標準検査項目に加えて、首下長さの測定を最長100mm(標準50mm)までに対応可能なカスタマイズが施され、ねじ径M6、M8、M10をワイドサイズで検査が行える。


第2184号3面

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