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<ねじ需要産業の動向>機械工業生産は2月を底に持ち直しの傾向

 【ねじ・ネジ・業界紙】 経済産業省は2009年7月の鉱工業生産指数(05年=100、季節調整済み速報)を8月末に発表したが、同速報によると7月の生産は前月比L9%上昇の82.4となり、5か月連続の上昇となった。前年同月比では22.9%の低下となっているが、同省は「総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している」とコメントしている。同指数は2月の69.5を底に3月70.6、4月74.8、5月79.1、6月80、9、そして7月は82.4と上昇傾向で推移。

 また、製造工業生産予測調査によると、引き続き8月は2.4%の上昇を、9月も3、2%の上昇をそれぞれ予測している。

 7月の生産上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、鉄鋼業など11業種。輸送機械工業は補助金や減免税支援をうけたエコカーを中心とする普通乗用車、小型乗用車それに普通トラック等が伸びて6.9%上昇し、鉄鋼業もこれらの自動車向け広幅帯鋼や鋼帯などが伸び6.5%上昇と高い伸びを示した。自動車タイヤ、電子・電動玩具等その他工業も3.2%上昇し、非鉄金属工業3.3%、金属製品工業2、6%、精密機械工業2.2%など上昇。

 情報通信機械工業は、携帯電話、ノート型パソコン、はん用コンピュータなど生産減で8.1%低下(指数78.5。6月は4.9%上昇し指数85.4であった)となり、5業種が低下した。

 自動車の今年上期生産台数は付表のように前年同期比45%減であるが、2月を底に上向き傾向で推移しつつあり、7月も前月比8.5%増の74万台に回復をみせている。輸送機械工業の先行き予測調査では、8月が0.4%増、9月は2桁伸びの14。2%増と連続プラスの見通しに。

 自動車以外の業種では、一般機械工業が7月の前月比0.4%増となり8月7、3%増、9月8.9%増の見込み、電気機械工業は7月がO.9%増で8月3.5%増、9月0.8%増の見込み、情報通信機械工業は7月は8、1%減となったが8月6.5%増、9月1、7%増の見込み、などとなっている。

【2009年9月号】

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