[PR]
大阪府商工労働部 ねじ製造業など業種別景気動向ヒアリング調査実施
【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府商工労働部ではこのほど、平成22年12月期の府内における「業種別景気動向ヒアリング調査」の結果をまとめた。
今回の調査対象業種はねじ製造業、敷物製造業、化粧品製造業、印刷業、装飾品卸売業、ファッションデザイン業、ダイカストの7業種で実施。
その中から「ねじ製造業」に焦点をあて、現況や今後の見通しなど報告結果を以下に紹介する。
【生産は持ち直し】
全国のねじの生産高の推移をみると、平成20年夏頃までは順調に推移したものの、その後、業況にかげりがみられ、21年は前年比で約3割減と大幅な落ち込みとなった。しかし、22年に入って持ち直し、1~9月では前年同期比4割弱の増加となった(日本ねじ工業協会調べ)。
府内企業へのヒアリングにおいても、全国とほぼ同様の傾向がみられた。21年はほとんどの企業で大幅な生産調整を余儀なくされた。しかし、22年に入って、自動車、家電製品の国内需要が、それぞれ、エコカー補助制度、エコポイント制度によって喚起されたことや、後述のような輸出の増加を背景に生産が伸びたため、各社の受注は持ち直した。
また、建設向けは、国内市場では横ばいの状況にあるが、22年は後述のように海外市場で動きがみられた。
第2180号1面
見出し一覧
- 大阪府商工労働部 ねじ製造業など業種別景気動向ヒアリング調査実施 -- 2011/04/13 水曜日