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クラウンファスナー タイのECF社が10周年、日本の技術で現地生産
【ねじ・ネジ・業界紙】
ECF工場の内部一景
クラウンファスナー(株)(山梨県南アルプス市。望月厚志社長)の海外生産拠点として飛躍を続けているECFプレシジョン(タイ国・アユタヤ。望月厚志社長)は、本年4月で操業十周年を迎える。
本紙では2007年にタイ特集でECFを紹介しているが、十周年を機に再訪問し、多くの産業において海外生産・現地調達化の流れが進む中、アジアの生産拠点としてマザー工場の集結が図られているタイ国の現状とECFの業績動向などについて、望月厚志社長に語って頂いた。
【抜粋紹介】
Q、タイへの日系ねじ関連企業の進出および進出計画が増加傾向になっていますが、ECFの今後の展開と合わせて、タイ進出を計画しているねじ企業へのアドバイスがありましたらお願いします。
A、タイには当社以外にも日本の大手ねじメーカー・商社が多数進出していますが、ほとんどの企業が忙しくて業績は増収になっていると思います。当社でも売上・利益ともに毎年増加の結果を示しています。昨今の日本国内市場では円高やユーザーの海外移転に伴う現調化により落ち込んでいますから、ねじ業界においてもタイ等への進出計画が更に加速しているように思われます。
その様な中で当社は、二次加工を含めた高付加価値製品の生産及び日本の技術でしか出来ない物を“タイ”で製造が行えるシステムの構築を目指しており、そのための機器導入も含めて、より一層強化させていく計画です。
ECFは進出のタイミングも良かったといえますが、日本国内におけるポジションが当社のような企業でも、現地のニーズを適確に掴めばそこそこの規模へと成長が可能であり、タイはまだまだ発展できる要素を持っている国だと考えています。
ねじのユーザー産業に限らず、今後も進出企業は増えていくと思います。メーカーには設備投資などのリスクも伴いますが、行動しなければ何もスタートできないとも感じています。
第2179号2面
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- クラウンファスナー タイのECF社が10周年、日本の技術で現地生産 -- 2011/04/07 木曜日