[PR]
奈良県教育委員会 「国宝・唐招提寺金堂修理工事報告書」（非売品）を刊行
【ねじ・ネジ・業界紙】
下段中央の冊子は発掘調査・別添図。中段白表紙５冊は左から本編１～３および瓦調査編（含発掘調査編）と彩色調査編（含構造補強調査編）
奈良県教育委員会は、一昨年に完了した国宝・唐招提寺金堂（奈良県奈良市五条町１３―４６）における平成の大修復調査・工事の総括として、このほど「国宝・唐招提寺金堂修理工事報告書」（非売品）を刊行。
調査時発見の締結金物に用いられていた“ねじ”ボルト・ナット等をはじめ、当時の貴重な備品や技術資料などが纏められている。
国宝・唐招提寺金堂修理工事報告書＝本編１、本編２、本編３図版、瓦調査編・発掘調査編、色彩調査編・構造補強調査編の５冊（Ａ４判）と、別添図＝発掘調査の全体平面図・基壇上面東西トレンチ平面図、基壇東西方面・南北方面断面図、基壇四周土層図、礎石東西方向断面図、雨落溝立会調査全体平面図―で編成。
非売品であるため書店等での一般販売はおこなわれず公共施設・大学・古名刹等々の関係先のみに配布された。
数千ページにのぼる報告書の中では、本編１部の８ページに調査協力として（社）日本ねじ工業協会、ケーエム精工（株）、平田ネジ（株）、（株）ファスニングジャーナル（本紙）が、本編２部・９００ページの「ボルト・ナット」についての調査による協力として、北井正次氏、平田彰三郎氏、（社）日本ねじ工業協会関西支部、本紙が紹介記載されている。
第2175号1面
見出し一覧
- 奈良県教育委員会 「国宝・唐招提寺金堂修理工事報告書」（非売品）を刊行 -- 2011/03/01 火曜日
