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全国建築用ターンバックル協議会 JISが要求する品質特性確保

 【ねじ・ネジ・業界紙】 鉄骨建築構造物市場でのJISターンバックル普及率は協議会での生産量調査により90%に以上にのぼっていると推測できます。
 

 しかし、取付けボルトでの接合が本来は支圧接合なのですが、いまだに摩擦接合であるとの誤解が多いのが実情です。今後は、「建築用ターンバックル設計施工指針・同解説」の改定などを通じて、未だ解決していない技術的なあいまいな部分を、より明確にしていければいいと思っています。

 昨年は10月に、ターンバックルと同じく建築構造用丸鋼を材料として使用する露出型柱脚アンカーボルトがJIS公示になりました。
 ターンバックルとアンカーボルトとは、共通の製造メーカーが多く、メーカー品質管理の向上が鉄骨建築構造物の品質向上に直結していると考えています。
 特に構造上主要な耐震構造部材として、我々協議会は、構成メーカーに対してJISが要求する品質特性の確実な実現を啓蒙していく所存です。
 今後も安心して住、職を実現できるために方針を立てて協議会運営をして参ります。


第2172号2面

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