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紀州ファスナー工業 4千アイテム収容の大阪倉庫が完成
【ねじ・ネジ・業界紙】
稼動を開始した大阪倉庫全景 紀州ファスナー工業(株)(本社=和歌山県日高郡印南町。中江良一社長)では、予てより東大阪市の紀州ファスナー(株)(同社長)本社の隣接地に建設を進めてきた新たなロジスティックセンター「大阪立体自動倉庫」が完成した。
入出庫業務が高速化され、一つのスペース(ラック)に一つの製品を限定使用にした四千アイテム(パレット)の収容能力を備えている。
製品管理業務の総体的な効率化及び合理化を実現したことに加え、各アイテムの更なる即納在庫体制の構築によるデリバリーのスピード化や誤出荷撲滅など、顧客サービスの高度化に向けて、昨年末からのテスト運用を経て、本年初に本格稼働を開始した。
同社では、今後も品質を最重要視した多種多様なニーズ応える信頼性の高い製品供給に努め、モノづくり産業の発展に一役を担う企業役割を果たしていく方針である。また将来的には、和歌山への生産管理システム導入によって既存の販売・在庫各管理システムとの間で、それぞれの業務が有用な情報データのみを連携した全社統合システムの構築を検討している。
紀州ファスナー工業(株)大阪立体自動倉庫の概要
住所=大阪府東大阪市若江南町5丁目3番55号。規模=敷地面積1000平方メートル、建屋面積600平方メートル。倉庫高さは28.5メートル(11階建て床面相当)、奥行き32メートル。鉄骨構造。収容能力=4000パレット(トン)。ラックシステム=ニチユMHI近畿(株)、(株)ダイフク製。六列レーンの高速スタッカー三基を完備(現在2基)。スピードは、最奥部・最上階における積み込み動作を含めて往復90秒の超高速。製品の入出庫は個別のバーコード管理。
第2171号2面
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- 紀州ファスナー工業 4千アイテム収容の大阪倉庫が完成 -- 2011/01/26 水曜日