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阪村機械製作所 新しい発創に成る 新しいフォーマーの開発

 【ねじ・ネジ・業界紙】 昨年は厳しい環境下におかれましても、たくさんの御注文を頂き、心から厚く御礼申し上 げます。特に大型フォーマーに関しては、業界No.1の品質を誇る当社製のフォーマーはご好評をいただき、韓国や台湾製の2倍も価格が高いにもかかわらずご指名を賜り、感謝している次第でございます。
 もちろん品質だけでなく、ラムストローク600mmの大型フォーマーに500mmLのパンチがアッという間に脱着できるというパンチの上下脱着システムなどの開発も進めております。

 昨年は、ドイツにおいて世界のフォーマーを集めての展示会がありましたが、当社は個別ダイブロックシステムを装備したフォーマーを出品いたしました。この個別ダイブロックシステムは、従来のフォーマーではダイスをダイブロックより引き抜いて上にもちあげるという重労働が必要でしたが、圧造する部分だけを個別のダイブロックにしてそのまま上にとり出すという方法を開発しました。
 また、半自動の工具交換ロボットでは、ねじ部の締結が規定のトルクに達すると“ピカ”と光る「ビームレンチ」を用意し、初心者でも安心して運転できるフォーマーとしての開発を行いました。

 不良品の発生は完全に防がなくてはなりません。従来機では、金型の許容限界寿命を越えていても、まだ使える、と不良品が発生するまで圧造を続けていたものを、ロボットが簡単に新品の金型に交換してくれるため、常に良品が出荷できます。

 エンジンバルブの軸等、極端に軸の細くて長いパーツを成形する時は、絞りの工程にて軸 が曲がります。この矯正にはどうしても転造システムが必要です。ドイツ見本市出展機には、この転造システムを設けました。そして、この転造ローラーダイもセグメントダイも、20秒でロボット交換できるシステムを装備しました。

 大型フォーマー、例えばPF-550以上は、超低速でも滑らないギヤークラッチを設け、ダイヤルを軽く回すだけでラムが前進、後退を行うジョグダイヤルシステムもご好評を頂いております。クラッチの排気音の騒音もなく、静かです。

 いかに良い機械を開発しても、知らないものを買うお客様はおられません。まず体験していただき、便利さを実感していただくことが大切です。お客様に喜んでいただき、利益を生むことのできるフォーマーを開発することで評価していただけるよう努力してまいります。

 サカムラは、すでに300台以上のロボットフォーマーを出荷していますが、今年はフォーマーそのものを考え直し、新しいフォーマーを開発してまいりたいと思います。

 昨年同様のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。


第2170号5面

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