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ロックファスナー ねじ緩み止め世界最小のステン製ナイロンナットＭ１製品化
【ねじ・ネジ・業界紙】
ナイロンナットの断面図 ロックファスナー（株）（大阪府八尾市楠根町。柳原三郎社長）では、緩み止め機能を備えるナイロンインサートロックナットのメーカーとして一層の専門性を高めると共に、超微小ニーズへの対応を目的に、世界最小のマイクロサイズ「Ｍ１」（ステンレス製）を開発。
これにより、自社工場においてＭ１～Ｍ６０までの幅広いサイズを生産できる世界唯一の基盤が強化された。目下のところ、ナノテク市場等を見据えた量産体制の構築に向けて、アッセンブリー工程などをシステム化した自社設計による製造機械の改良に取り組んでいる。
同社では、微細から特大寸法までインコネルなど特殊鋼の製品供給活動をしてきた中で、ナノテク時代における新たな展開に向けた生産技術の限界へと挑戦をおこない、従来から特定ユーザー向けに製造・納入してきたＭ２サイズの加工実績をベースに開発を進め、その成果として世界最小のＭ１ステンレス製ナイロンナットの製品化に成功した。
その生産システムは、各構成部品が微小であり僅かな環境変化が製品の完成度に影響を与えることを勘案し、一連のリング成形及び供給とナットへの嵌め込み、アッセンブリー工程を一つの装置内に集約した専用製造機を自社設計。目視では困難な製品状態判定に画像処理装置を装備している。
６月に東京ビッグサイトで開催された第１４回機械要素技術展に世界最小のＭ１ナイロンナットを他のシリーズ製品とともに出展し、大きな注目を集めて引き合いも多数寄せられた。これを踏まえ、ナノテク市場等を見据えた量産体制の構築に向けて製造機の改良に取り組んでいる。
第2166号7面
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- ロックファスナー ねじ緩み止め世界最小のステン製ナイロンナットＭ１製品化 -- 2010/12/02 木曜日
