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2010年台湾国際ファスナー見本市 世界各国からねじ関連企業が多数訪れB2Bトレード展開

 【ねじ・ネジ・業界紙】台湾国際ファスナー見本市
台湾ファスニング業界の実力が披露された会場
 2010年台湾国際ファスナー見本市(Taiwan International Fastener Show)が10月19日・20日の二日間、台湾高雄市左營区の高雄アリーナ(高雄巨蛋)で開催された。
 日本をはじめ欧米、世界各国からねじ関連企業が多数訪れ、台湾唯一のグローバル市場を対象としたファスニング業界B2Bトレードショウとして、ビジネスチャンスを無限に広げる展開を見せ、成功を収めた。なお、主催者側では今回の実績を踏まえて、同様の見本市を二年に1度、定期的に開催することを検討していくとの意向を示している。

 同見本市は、今回が第一回目の開催であり、台湾経済部国際貿易局の委託により、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台湾区螺絲工業同業公会(TIFI)が主催。中央および地方政府からも、重要な基軸産業の専門展示会として幅広い支持を受けて実施された。
 国際的にも知名度の高い三星科技、合豊工廠、春日機械、春雨工廠、朝友工業等々のファスニングメーカーとサプライヤーならびに附帯分野から190社(320小間)が参加し台湾ファスニング業界の実力を披露した。
 IT製品、機械、建築、精密機器、風力発電、航空宇宙産業など多岐にわたる分野の厳しい品質管理要求に対応し、且つ柔軟性のある生産供給体制を構築している台湾ねじ企業は、見本市開催前から世界の潜在的バイヤーに注目されており、主催者発表の「海外来場者事前登録」では54ヵ国、約800名からオファーが寄せられていた。

 会場内は、ファスニングメーカー、ファスニング製造機械設備、ファスニング工具、検査機器、鋼材原料供給業者、輸出入商社など、台湾ファスニング業界の有力190社が一堂に会し、最新の研究成果を表わした製品や製造技術などを含めて展示。
 多種多様なニーズに応える高品質ファスニング製品及びそれらを具現化する附帯機器・副資材などの出展企業が備えるオリジナル性などを前面に出して、全世界からの来場者・バイヤーに対しアピールする積極的な光景が見られるなど活気に包まれた。


第2165号5面

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