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日本ねじ工業協会 小ねじ類のゆるみ試験に関する調査研究事業の報告会を開催

 【ねじ・ネジ・業界紙】 (社)日本ねじ工業協会(竹中弘忠会長)は9月16日、東京芝公園の機械振興会館で「小ねじ類のゆるみ試験に関する調査研究事業」について、事業完了に伴い調査研究報告会を開催した。
 本件は平成19年度より日本ねじ研究協会へ委託し実施していたもので、研究協会では信州大学と共同で小ねじ類のゆるみ試験方法の確立と確実性の高い小ねじ類用ゆるみ試験装置の設計製作を行ったもの。当日は信州大学工学部の准教授・松岡浩仁氏が報告を行った。

 近年、パソコン、携帯電話など電子機器への小ねじ、タッピンねじ等の使用量の増加は顕著だが、締付け方法や締結性能などには多くの課題があるようで、特にゆるみに関する問題は締結性能に関係する大事な事柄だ。小ねじ類に対しては従来あまりに検討が少なかったと思われ、小ねじ類のゆるみについても合理的な観点から検討を進め、この分野のねじ締結の信頼性をより高めることが必要であるということで、同会では平成19年~21年度に研究開発事業として研究協会に委託してこの事業を実施した。

まとめとして(1)小ねじ類のゆるみ研究のために、ACサーボモータを加震源とする基礎実験装置を作った。(2)M3のなべ小ねじをサンプルとしたゆるみ試験結果は、先に試作した試験機による試験結果と同様であった。(3)長時間で駆動部が発熱、改良が必要。(4)今後タッピンねじを含め、様々な小ねじについての検討を行う―と報告した。


第2161号1面

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