[PR]
大里 ねじ締結の高セキュリティ機能をもつ制御空転ナット開発
【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)大里(本社・埼玉県さいたま市。齋藤稔社長)は、セキュリティ機能を高めた「いたずら制御空転ナット」を開発した。クラッチピンを搭載した特殊機構によって、第3者等からの故意な緩め動作に対し、ナットが空転することで、いたずら抑制に高い効果を発揮する。今後は、需要先やメーカー等に協力を呼びかけ、商品化を進める。
新開発の「いたずら制御空転ナット」は、特殊クラッチピンを内蔵した二重構造の仕組みを備える制御ナット。
締付作業完了後はロック機能が働き、故意に緩めようとしても外側のカバーが空転して取り外しは出来ない。取り外したい時には、マグネットホルダーを被せることで、内部のピンが浮き上がり外側カバーと嵌合する。これによりロック機能は解除される。
締め付け・取り外しの時には、ピンを磁石で浮き上がらせてナットを回転させる機構であり、マグネットホルダーは類似品による悪用を防ぐため、ネオジウム厚さ4ミリ以上でなければロック機能を解除することができない構造になっている。また、形状もドーナツ型となっているため、類似品による取り外しは防止できる。
第2158号3面
見出し一覧
- 大里 ねじ締結の高セキュリティ機能をもつ制御空転ナット開発 -- 2010/09/07 火曜日