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佐賀鉄工所 多久工場が一貫生産体制を整え操業開始

 【ねじ・ネジ・業界紙】 (株)佐賀鉄工所(小林伊知郎社長)では、多久工場(佐賀県多久市)が一貫生産体制を整えて操業を開始した。
 多久工場の規模は、敷地3万3千坪、建屋6千2百坪。佐賀工場、藤沢工場、大町工場につづく国内四番目の生産拠点である。

 経済変動に対応して当初計画を修正し、09年5月から佐賀工場と大町工場のめっきを引き受ける形で一部が稼働に入り、7月にめっき・検査・発送部門の正式な開所式を行なった。
 その後、受注の回復状況を見ながらヘッダーと熱処理の設備導入を進め、ボルトの一貫生産工場として操業開始となった。当面の生産能力は1千トン。これにより四工場の月間生産能力は七千七百トンとなった。

 第63期の計画では売上高390億円、経常利益16億円を見込んでいる。材料の値上がりと製品販価の是正にはタイムラグがあることから、増収減益の予想。


第2153号2面

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