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平田ネジ ねじ画像検査選別装置の自社設計開発で品質管理体制整備に

 【ねじ・ネジ・業界紙】 平田ネジ(株)(本社=大阪市西区九条南。平田政弘社長)では、更なる顧客サービスの向上を図るための社内品質管理体制の整備を進めており、このほど本社に品質管理室を新設し、自社設計開発のねじ画像検査選別装置などを導入。
 自社製品はもとより購入商品・在庫出荷製品の信頼性を一層高めるシステムのもとで、市場ニーズを満たす多彩なアイテムの提供展開を開始した。

 これにより、製造拠点の八尾工場と併せて品質管理における二極体制でのベースが整った。今後も、将来的な市場環境を見据えた充実化と高度化を目指して自社設計開発装置など検査に関する自動化機器類の大幅な導入強化を推進していく計画。現在は本社で1台、八尾工場で3台のねじ画像検査選別装置が稼働している。

 自社開発の検査選別装置の第一号機は、同社が基幹構成部分や各種機能に至るまでの設計開発に携わり、専業機械メーカーによる組立てで完成されている。現在、製造拠点の八尾工場でフル稼働中の自動計数装置における自社設計開発および、組立ての実績とノウハウ等を基礎技術に行なわれた。

 同装置は、タッピンねじ形状の各種アイテム測定を主に仕様設計され、頭部外形最大12mm、製品サイズ3~6mm(呼び径)、長さ10~70mmが対象範囲。
 インデックス方式によるワークの搬送で、超高速感度CCDカラーカメラが頭部の外径や傷、リセス十字穴のメッキ液溜り、打痕(エグレなど)、メッキの処理ムラを測定。レーザーセンサーがねじ長さ、ねじ山の転造加工具合(盛上り・打痕など)を検知する。


第2152号2面

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