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鉄鋼製小ねじ、タッピンねじ等の製品価格改正意向
【ねじ・ネジ・業界紙】 関西圏の小ねじ、タッピンねじ等のメーカー筋によると、鉄鋼製材料の値上げに応じた対策として製品価格を5月帳破分より改正是正処置に踏み切る意向を示している。
市場への安定供給に向けた必要かつ適正な対応策であり、改正幅は製品によって異なるが平均5%程度とみられる。今後、各社とも納入企業など関係先に理解及び浸透を求める動きを強めたいとしている。ボルトにおいても状況は同様であり、価格是正の動きはボルトにも波及している。
4月22日には、同アイテム等のメーカーで構成する近畿小ねじ会(田中祥元会長)の例会が開催され、原材料値段の上昇などを主体にした情報交換をおこない、会員各社からは的確性に基づいた展開を図るなか責務を全うしていくとの見解が聞かれた。
今回の材料値上げに応じた対策として、例会に参加した各メーカーの見解では、自助努力による値上げ分の吸収は到底困難であるとし、市場安定化の責務を遂行していくための製品価格是正はやむを得ず、早期の実施に着手する―との傾向が窺えた。
なお、ステンレス並びに真鍮、自動車向けに多用されているCH材、特殊鋼関連など他のねじ及び部品生産の原材料においても価格上昇は同様であり、今後も多様な動向を見据えた適確対処を行ない、ニーズを満たす製品供給に努めていく方針である。
第2147号2面
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- 鉄鋼製小ねじ、タッピンねじ等の製品価格改正意向 -- 2010/05/14 金曜日