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WIRE2010開幕 ねじ、ねじ用ワイヤー製造機械、ねじ用ワイヤー加工機械など出展内容に

 【ねじ・ネジ・業界紙】 ねじ、ねじ用ワイヤー製造機械、ねじ用ワイヤー加工機械などが集結するWIRE2010が本日12日に開幕した。

 WIRE2010は今回で13回目を迎えた。同見本市会場で2年に一度おこなわれるワイヤー、ねじ、電線、ばねの製造技術、加工技術に関する世界最大のメッセであり、革新的な新製品や製造・加工方法が実体験できる場となる。将来のトレンドや市場状況、一流サプライヤーの最新技術について効果的に情報収集がおこなえるものとして世界中の業界人が集結する。

 出展内容は、ワイヤー製造機械、ワイヤー加工機械、ファスナー製造機械、バネ製造機械、ケーブル製造機械、工具製造・仕上げ機械、ワイヤー・ケーブル資材、工具、ワイヤー、ワイヤー製品、ケーブル、計測・制御機器など。
 
 独自の発想と技術及び製品等をもとに国際的な業務展開を推進し、今回の出展参加を通じて更なる企業活動の充実化を目指している圧造機械メーカーの旭サナック(株)、(株)阪村機械製作所、(株)中島田鉄工所のみどころは以下の通り。

 旭サナックは今回実演機の出展はないが、同社が最近標榜しているネットシェイプ加工を可能とする圧造機械「ネットシェイパ」を展示コンセプトとして、6段、7段のパーツフォーマー、SFシリーズを中心としたネットシェイプ製品の展示と、その加工を可能にした金型開発の事例紹介。また、SFシリーズ導入先から評価を受けている、差別化機能「ファイン機能」についても紹介を行う。

 阪村機械製作所では、初心者でも簡単に操作がおこなえ、高精度製品の多品種少量生産に対応した「PFS―325型ロボット装備パーツフォーマー」を出展する。期間中には、同機の稼働によって、ISO規格のトルケットレンチと六角ソケットレンチが共に使用できるトルケットボルトを成形し、ねじ転造を施して見学者に配布する予定。

 中島田鉄工所では、欧州市場において初めての紹介となる「MST606」型6D6Bパーツフォーマーを展示する。これまで、同展示会では伝統的に同社の「NP」型2D3Bフォーマーや「MF」型マイクロシリーズを展示してきたが、欧州市場からMST型に関する問合せ及び引合いが増加傾向になっていることを踏まえ、今回あらためて広く紹介をおこなう。


第2144号2面

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