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日本スプリュー 雌ねじ補強スーパースプリューを中心にベルホフ社と技術交流契約

 【ねじ・ネジ・業界紙】 日本スプリュー(株)(東京都港区新橋。本道房秀社長)は、ドイツの工業用ファスナー大手ベルホフ社と「スーパースプリュー」を中心とする技術交流契約を締結した。将来的には協業、業務提携も視野に入れている。

 ベルホフ社(ビーレフェルト市)は、自動車向けを主力とする業界大手で、従業員約2200人の規模。日本の市場開拓を目的に、名古屋市中村区に日本法人を設立している。

 日本スプリューは、軽薄短小化に貢献する雌ねじ補強部品「スプリュー・インサート」各種製品を取り扱っているが、近年開発した「スーパースプリュー」はユーザーから好評を得て、主力商品に成長している。
 スーパースプリューは、菱形異径線を内角度と外角度を違えて圧延したものを高度な技術でコイリングしている。雌ねじと接する側、雄ねじと接する側とも60度で製造されているので、タップ溝やボルトねじ山との接触面が大きくなって完全フィット。締結力がアップし、振動による緩みを防止する。

 技術交流のテーマは、日本スプリューがベルホフ社の製造現場を見た上で決定する予定。基本的には、技術情報や製造技術情報などを交換し、品質の向上、製品改良のヒントなどを収集することが交流の内容である。


第2143号1面

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